エンジェル・リース

ヒルが突きつけた『謝罪』とリースの決勝進出、批判を抜けた24歳の転機

 

「謝罪」の一言が示したもの

ドリームがリバティを3連勝で退け、13年ぶりのWNBAファイナルに進んだ直後、ジャーナリストのジェメル・ヒルがXに投稿した一文が静かな波紋を広げています。「謝罪の声は、軽視の声と同じくらい大きくあるべきだ。多くの人がエンジェル・リースに謝る必要がある」。ここまで率直に擁護の言葉を向けられる選手は、リーグでもそう多くありません。

私が最初に感じたのは、この投稿が単なる賛辞ではなく、ひとつの時代の総括になっているということです。リースはこの数年、どの試合でも評価が割れる選手でした。その彼女がプレーオフの舞台で結果を出し、周囲の空気が変わった瞬間を、ヒルは見逃さなかったのだと思います。

第3戦の数字が語る存在感

ドリームは金曜夜の敵地第3戦を85-83の2点差で制し、シリーズをスイープしました。リースはこの試合でチームトップの22点、9リバウンド、3アシスト、1スティール、2ブロックを記録しています。得点だけでなく、守備と判断の両面でコートに影響を与えた数字です。

しかも、この試合でドリームのエースであるアリーシャ・グレイは負傷のため欠場していました。グレイはシリーズの第2戦と第3戦を欠いており、得点源が不在のなかでリースが背負った役割は小さくありません。試合序盤にはリバティのジョンクエル・ジョーンズと激しく接触する場面もありましたが、気持ちで引かない姿勢が最後までチームを前に押し出しました。

接戦を最後に締めたのは、こうした地味な貢献の積み重ねでした。2点差という結果を考えれば、リースの2ブロックとリバウンド9本のうちどれか一つが欠けていても、勝敗は逆になっていたかもしれません。派手なシュートだけでは測れない価値が、この夜の数字には詰まっています。

批判にさらされ続けた過去との比較

リースは24歳で、ドラフト1巡目指名の選手です。シカゴ・スカイ時代はシュート効率やリバウンド数、知名度と実力の釣り合いなどをめぐって、繰り返し厳しい批判の対象になってきました。アトランタへ移ってからは状況が好転し、守備の要としてチームを支え、攻撃面でも影響力を高めたと報じられています。最優秀守備選手として紹介される今季の評価は、かつての論調とは対照的です。

さらに、今回がプレーオフ初出場という点も見逃せません。過去の批判の多くは、勝負がかかった舞台での結果を伴わない段階で語られてきたものでした。初めて立った大舞台で決勝進出を引き寄せたことで、議論の前提そのものが変わりつつあります。

これから問われるのはファイナルでの再現性

ドリームは優勝まであと4勝です。ファイナルでは、スイープでエーシズを退けたヴァルキリーズとの対戦が控えています。グレイの状態が読めないなか、リースの守備とリバウンド、そして自ら得点を作る力が、勝敗に直結する場面が増えるはずです。

ここで注意したいのは、ヒルの投稿が「今までの批判は間違いだった」という結論を急がせる側面も持つことです。ファンの間では、謝罪が必要という声がある一方で、評価は結果を積み重ねて決まるものだという意見も出るでしょう。私はファイナルの数試合こそが、その議論に答えを出すと考えています。

あなたは、リースへの評価は変わるべきだと思いますか。それとも、まだ見極めの段階でしょうか。ぜひ周りのファンとも語り合ってみてください。

ファイナルを楽しむために

ドリームとヴァルキリーズの決勝は、日程と放送の情報が各媒体で公開されています。創設2年目のヴァルキリーズと、13年ぶりに頂点を狙うドリームという構図は、それだけでドラマ性があります。リースのプレーを追いながら観戦すると、見どころが一段と深まるはずです。

引用:https://clutchpoints.com/wnba/atlanta-dream/dream-news-jemele-hill-demands-an-apology-for-consistent-angel-reese-disrespect
(参考:https://sports.yahoo.com/articles/why-jemele-hill-wants-wnba-121500068.html)

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