エイジャ・ウィルソン

スタッフを弾き飛ばした激突事件、ニックス2人が支えた舞台裏の絆

 

プレーオフ開幕を目前に控えたラスベガス・エーシズで、思いがけない「事件」がSNSを賑わせています。主役はエイジャ。試合前のトンネルを猛スピードで駆け抜けた際、運営スタッフの女性と正面から激突してしまい、その一部始終を捉えた映像が瞬く間に拡散しました。プレーオフの緊張感とは真逆の、どこか微笑ましいハプニングに、リーグの垣根を越えた反響が広がっています。

予期せぬ大激突が生んだバイラル動画

事の発端は、9月24日にフェニックス・マーキュリーと対戦したレギュラーシーズン最終戦の試合前でした。エイジャがカーテンをくぐって勢いよくコートへ向かう瞬間、通路にいた運営スタッフの女性に気づかず正面衝突。その衝撃で女性は転倒し、装着していたヘッドセットも吹き飛ぶほどでした。この様子を捉えた映像はX(旧ツイッター)上で1130万回以上再生され、いいねも12万6000件を超える大きな反響を呼びました。

事態を受けてエイジャ本人はまず女性の安否を気遣い、無事だったことに安堵のコメントを寄せました。そのうえで持ち前のユーモアも忘れておらず、「ただ、彼女が私の口からガムを弾き飛ばしたのには参ったわ」と振り返り、緊迫したプレーオフ前夜にリラックスした一面を見せています。

肝心の試合でもエイジャの勢いは止まりませんでした。34得点10リバウンドをマークし、エーシズは100対82でマーキュリーを撃破。これでレギュラーシーズンを終え、エイジャは1試合平均26.2得点でリーグ得点王の座を手にしています。衝突劇があってもなお圧巻のパフォーマンスを見せた点に、彼女の勝負強さが表れていると言えるでしょう。

衝突の背景とエーシズの充実したレギュラーシーズン

興味深いのは、この動画がWNBAの枠を超えてNBA選手たちの間でも話題になったことです。エイジャによれば、ニックスのジェイレン・ブランソンとジョシュ・ハートが終始このハプニングを気にかけ、別アングルの映像を次々と送ってきてくれたそうです。両選手がそれほどまでに状況を追いかけてくれたことについて、彼女自身も驚きを隠せない様子でした。

WNBAの選手がNBAのトップスターから直接連絡を受けるという構図は、両リーグの選手間の距離が近づいていることを象徴しています。これまでもWNBAの人気選手とNBA選手がSNS上で交流する様子はたびたび話題になってきましたが、今回のようにハプニング一つでここまで自然な交流が生まれるのは、それだけ女子バスケットボールへの関心がNBA選手の間にも浸透してきた証拠と見ることもできます。今シーズンのエーシズはケガ人が相次ぐ苦しい時期もありましたが、得点王のエイジャを中心に踏ん張り、プレーオフ進出を確実なものにしてきました。

プレーオフを前に膨らむ期待

今回の一件は結果的に、プレーオフ直前のエーシズにとって絶好のムードメーカーになったのではないでしょうか。緊張感が高まる時期だからこそ、こうした人間味あふれるエピソードがファンとの距離を縮め、チーム全体の雰囲気を和らげる効果も期待できます。34得点という数字が示す通り、エイジャのコンディションそのものには全く不安がなく、むしろハプニングを笑い話に変えられる余裕こそが、連覇を狙う王者の風格とも言えます。

プレーオフ第1ラウンドではインディアナ・フィーバーとの対戦が控えており、リーグ屈指の得点力を誇るエイジャがどこまで存在感を示すのか注目です。今回のようなオフコートの話題も含めて、エーシズの一挙手一投足からますます目が離せません。

関連情報

エーシズのプレーオフ第1ラウンドは今後日程やテレビ中継の詳細が発表される予定です。公式リーグアプリやWNBA公式サイトでの続報にも注目しつつ、得点王エイジャが率いるエーシズの戦いぶりを見届けましょう。

引用:Yahoo Sports

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