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『リーグの話だ』——ラコブが決勝の会場格差に突きつけた圧力と執念

 

ヴァルキリーズとウォリアーズのオーナーを務めるジョー・ラコブが、WNBAファイナルの会場問題の解決にNBAとWNBAの両コミッショナーへ圧力をかけていたことを明かしました。ドリームのファイナル第3戦と第4戦は、収容3,500席のゲートウェイ・センター・アリーナからステートファーム・アリーナへ移ります。

ラコブが明かした圧力の中身

HITCによると、ラコブはAP通信の取材に対し「NBAとWNBAのコミッショナーにかなりの圧力をかけた」と述べました。理由についても「自分たちの話ではなく、リーグの話だ」と明言しています。ヴァルキリーズのホームであるチェイス・センターに約1万8,000人が入る一方で、相手の本拠地は3,500人という構図は見栄えが悪い、というのがラコブの主張です。

当初、ステートファーム・アリーナはファイナルの日程と重なる行事を抱えていました。第3戦の日にはコンサートがあり、第4戦の日にはホークスの試合が入っていました。HITCによると、WNBAはホークスとNBAと調整を重ね、第3戦を10月21日に、第4戦を10月24日の午後1時開始に動かしました。ClutchPointsによると、ホークスの開幕戦は午後8時30分開始に変更されています。第6戦が必要になった場合の会場は、HITCによるとゲートウェイ・センター・アリーナのままです。

3,500席と約1万8,000席が示す格差の重み

数字を並べると問題の大きさが見えます。ラコブが挙げた約1万8,000人は、ドリームの本拠地の約5倍にあたります。ファイナルは最大7試合で、ヴァルキリーズは第1戦、第2戦、第5戦、第7戦をチェイス・センターで戦います。ドリームが本拠地で迎える第3戦、第4戦、第6戦のうち、2試合が大会場に移ったことで、ホームコートの格差は大きく縮まりました。

ドリームは今季、ゲートウェイ・センター・アリーナを本拠地にしてきました。13年ぶりにファイナルへ進んだ球団にとって、3,500席の会場は祝祭の規模を受け止めきれない器でした。ClutchPointsによると、ドリームやWNBAの関係者はSNSで、ドリームが大きな会場で戦えないことへの不満を表明していました。ラコブの動きは、その声に対戦相手の側のオーナーが応えた形です。

ラコブが求めたのは自球団の利益ではなく、リーグ全体の見え方でした。ホームの大観衆という自軍の強みと並べられる側の会場を、大きくする方向に動いたのです。ウォリアーズのスティーブ・カーHCはファイナル進出について「2年目でファイナルに進むのは素晴らしい」「誇らしい」と語っています。同じオーナーのもとで、球団は勝利と興行の両面でリーグの見え方まで背負う立場に立ちました。

決勝の価値を守ったオーナーの一手

ヴァルキリーズは創設2年目でファイナルに到達しました。ESPNによると、ヴァルキリーズはデビューからわずか2年でファイナルに到達しました。一方のドリームは、ESPNによると2013年以来のファイナル進出です。その舞台で片方のチームだけが大観衆に支えられる構図は、シリーズの価値を下げます。ラコブはその点を問題にし、リーグのトップに直接働きかけました。結果として、シリーズの顔となる2試合はステートファーム・アリーナの大会場で行われます。

第6戦だけはゲートウェイ・センター・アリーナのままです。シリーズが第6戦までもつれれば、会場の小ささが再び問題になります。今回の調整で、リーグは大会場への変更が可能だと示しました。ファイナルは両チームが同じ規模の観衆の前で戦うべき舞台であり、第6戦の会場もその基準で見直すべきです。

引用:https://www.hitc.com/golden-state-valkyries-team-owners-role-in-helping-atlanta-dream-host-wnba-finals-revealed/

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