ケイトリン・クラークが、WNBAで最も守りにくい選手にエイジャ・ウィルソンの名前を挙げました。11月3日に配信されたポッドキャストで質問を受けたクラークは「W(WNBA)では間違いなくエイジャ。たぶん全員の答えだと思う」と語りました。フィーバーはこの秋の1回戦でエーシズに1勝2敗で敗れており、答えには3試合の実感が詰まっています。
クラークが挙げた3つの理由
Pro Football Networkによると、クラークはウィルソンの強みとして「サイズ、フィジカル、運動能力」を挙げました。さらにミドルレンジのジャンパーを非常に安定して決められること、フロアを広げられること、リング周りで確実に仕留められることも理由に加えています。
クラークの言葉で目を引くのは、序盤の入り方への言及です。「ああいう選手に最初の何本かを決めさせてしまうと」と切り出し、第2戦のフィーバーは序盤から簡単にプレーさせなかったと振り返りました。そのうえで「第1戦と第3戦では、彼女にやりたい放題やられた」と語っています。
クラークは、他の選手ならケルシー・ミッチェルの名前が出ることも多いとしたうえで、自分たちのチームにとってはウィルソンが答えだと述べました。スピードと決定力で相手を崩すミッチェルより、ウィルソンのほうが重いと見ていることになります。
クラークの答えが説得力を持つのは、本人が3試合のコートに立ち、ウィルソンの攻めを正面から受け止めたからです。ウィルソンが序盤にリズムをつかんだ試合は、守る側にとって長い夜になります。その実感が「全員の答え」という言い切りに表れています。
3試合の数字がクラークの言葉を裏付ける
1回戦のウィルソンは、第1戦が38点、15本中19本のシュート成功、16リバウンド、4ブロックでした。エーシズは最大27点差をつけて102対85で勝利しました。第3戦は18本中11本のシュートで36点、フリースローは15本中12本を決め、94対83で勝ち上がりを決めています。
一方でフィーバーが99対89で勝った第2戦のウィルソンは、11本中5本のシュートで22点、ターンオーバー4つにとどまりました。34分の出場で得点のうち12点はフリースローによるものです。3試合の合計は96点で、平均32点になります。フィールドゴールで止めたのは第2戦だけで、クラークの「最初の数本を決めさせない」という言葉と数字が重なります。
第1戦と第3戦の2試合だけで合計74点です。第2戦の22点との差は、序盤の主導権をどちらが握ったかでほぼ説明がつきます。ウィルソンに最初の数本を決めさせないことが、フィーバーにとって唯一の勝ち筋でした。
MVP5度目の守りにくさとフィーバーの課題
ウィルソンはこのシーズンに史上最多となる5度目のMVPを、3季連続で獲得しました。エーシズはレギュラーシーズンを31勝13敗で終えています。フィーバーも28勝を挙げ、球団史上最多の勝利数を残しましたが、頂点に立つ選手を3試合で2度止められなかった事実が1回戦敗退に直結しました。
クラークの答えは、来季のフィーバーの補強方針にも重なります。ウィルソンのサイズと運動能力に正面から対抗できるインサイドの守備力がなければ、同じ形で序盤に主導権を握られます。ミッチェルとの契約、カニンガムの去就、フロントの再編が重なるオフに、フィーバーが最優先で埋めるべき穴はウィルソン対策です。
※引用:Pro Football Network(https://www.profootballnetwork.com/wnba/caitlin-clark-aja-wilson-toughest-cover/)

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