エンジェル・リース

マッカラムが贈った『サウスの女王』、リースが背負う三つ目の呼び名と決勝への伏線

 

エンジェル・リースに新しい呼び名が付きました。贈ったのはホークスのCJ・マッカラムです。10月15日のチーム練習後の取材で、マッカラムはリースを「クイーン・オブ・ザ・サウス(南部の女王)」と呼びました。リースはその呼び名を笑って受け取り、ドリームのWNBAファイナル進出を押し上げた存在として、アトランタの街に迎え入れられました。

マッカラムの一言とリースの返答

Yahoo Sportsによると、マッカラムは練習後のインタビューで、ドリームの変化についてこう語りました。「ドリームはクイーン・オブ・ザ・サウスがここに来てから変わった」。ホークスの主力が、同じ街のWNBAチームのエースに直接送った賛辞です。

リースは、ホークスの応援に感謝したうえで、マッカラムがこの名前を選んだ理由についてLSU出身であることと、いまアトランタでプレーしていることが重なったからだと受け止めました。そして「これが私の新しいニックネームなんでしょうね、クイーン・オブ・ザ・サウス」と語りました。

アトランタ時代を象徴する呼び名はどれかと問われたリースは、一つに絞りませんでした。「その日その日で、みんなが呼びたいように呼んでくれればいい。ジュニアでも、クイーン・オブ・ザ・サウスでも、バービーでも、何でも」と述べました。

バイユー・バービーからクイーンへ、三度目の呼び名

リースの呼び名は、これで三つ目になります。LSU時代は「バイユー・バービー」と呼ばれ、この名前はファンが付けたものです。商標登録の申請は認められませんでしたが、その名前は後にバービーとのコラボレーションへつながりました。シカゴ・スカイで過ごした2シーズンは「シカゴ・バービー」でした。

2026年のオールスター期間には、リースとマテルが、リースをモデルにしたバービー人形を発売しました。Yahoo Sportsによると、WNBA選手でバービー人形になったのはスー・バードに続いて2人目です。呼び名が商品にまで育った選手が、今度は移籍先の街から新しい呼び名を受け取ったことになります。

今季のリースは、ドリームへのトレードで加入しました。シーズンを通して記録したリバウンドは521本でリーグ記録、ダブルダブルは32回です。リースは最優秀守備選手賞を受賞し、ドリームの選手としては初めてでした。単独試合のリバウンド記録も更新し、2003年にチャミーク・ホールズクローが残した数字を上回りました。

マッカラムの言葉は、こうした数字の裏付けがあって重みを持ちます。ドリームはミスティクスとリバティをスイープして、2013年以来となるファイナルに進みました。ここまでプレーオフは無敗で、ヴァルキリーズと対戦します。

呼び名が試合に持ち込むもの

呼び名はファンとの距離を縮める道具であり、リースの場合はそれがブランドそのものです。バイユー・バービーはLSU時代のファンが育て、人形という形に結実しました。クイーン・オブ・ザ・サウスは、同じ街のNBA選手がアトランタの文脈で贈った名前です。出どころが違うため、この呼び名はリースを「移籍してきた選手」から「街の顔」へ押し上げます。

リースが一つの呼び名に固執せず、「ジュニア」まで並べて受け入れた姿勢も見逃せません。呼び名に縛られない選手は、周囲の期待を重荷にせず燃料に変えられます。521本のリバウンドと守備の評価を築いた選手が、舞台の大きさに気負う理由はありません。

ファイナルでリースが背負うのは、ドリーム初の優勝という看板と、アトランタという街の期待です。マッカラムが贈った名前は、その二つを一語にまとめました。リースは南部の女王という呼び名にふさわしい働きを、ヴァルキリーズ相手のリバウンドと守備で示します。

引用:https://sports.yahoo.com/articles/angel-reese-makes-her-opinion-025634999.html

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