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【王者の血を注入】ドリームが2024年リバティ優勝メンバーのシェロッドと契約、首位を走る東地区にディフェンス専門ガードが加わる

 

コミッショナーズカップ決勝やトレードの噂でリーグ全体が騒がしくなる中、東地区の首位を走るアトランタ・ドリームが、静かに、しかし確かな補強を行いました。6月29日、ドリームは2024年にニューヨーク・リバティの優勝を経験したガード、ジェイリン・シェロッドとの契約を発表しました。育成枠(developmental contract)でのロースター入りという派手さのない動きですが、優勝の味を知るガードを首位チームが迎え入れる意味は決して小さくありません。第一印象としては、勝者のメンタリティを知る選手を、上を本気で狙うチームが取りに行った補強だと感じます。

育成契約で加入、優勝経験を持つ24歳ガード

今回の契約は6月29日に発表されたもので、シェロッドはプレーヤーデベロップメント枠でドリームに加わります。年齢は24歳。即戦力の主力というより、ガード陣の層を厚くするための補強という位置づけです。

シェロッドのキャリアは決して順風満帆ではありませんでした。2024年のドラフトでは指名漏れとなりながら、リバティのトレーニングキャンプ契約からそのままロースター入りを勝ち取り、ルーキーイヤーにいきなりチーム初のWNBA制覇を経験します。レギュラーシーズンは10試合に出場し平均1.9得点と数字こそ控えめでしたが、優勝チームの一員として2試合のプレーオフも踏みました。2025年はリバティで18試合に出場した後、8月9日にミネソタ・リンクスへ移籍し8試合に出場。そして今、3チーム目となるドリームのユニフォームに袖を通します。

コロラド大で磨いた守備とゲームメイク

シェロッドの持ち味を理解するには、大学時代を振り返るのが近道です。コロラド大では4年時にキャリアハイの平均12.8得点をマークし、ファーストチーム・オールPac-12とPac-12オールディフェンシブチームに選出されました。通算アシストは645本で同校歴代2位、スティールは274本で5位と、得点よりもむしろ守備とゲームメイクで存在感を放つタイプのガードです。

ドリームには得点力に優れたライン・ハワードやアリーシャ・グレイといったガードがすでにいます。とくにグレイは負傷で離脱の報も伝えられており、こうした状況を踏まえると、守備とハードワークを売りにするシェロッドの加入はバックコートの保険として理にかなった一手だと見ています。派手な数字を残す選手ではありませんが、優勝チームで身につけた「自分の役割を全うする力」は、現在12勝7敗前後で東地区首位を走るドリームのような上位チームにこそ効いてきます。

細部の補強が効く、首位ドリームのプレーオフ展望

育成契約という性質上、シェロッドが加入初日から長い出場時間を得るわけではないでしょう。それでも、ディフェンス専門のガードは短い時間でも試合の流れを変える価値を持っています。相手のエースガードに食らいつき、攻守の切り替えでエナジーを注入する——そんな役割でローテーションに彩りを加えられる選手です。

WNBAが30周年を迎えた今季、東地区を独走するドリームが目指すのは当然プレーオフでの躍進です。シーズンが進めば故障やコンディション不良で穴が空く場面は必ず訪れます。そのとき、優勝経験を持ち守備で計算できる選手がベンチに控えている安心感は、終盤戦やポストシーズンで効いてくるはずです。派手なトレードの裏で行われたこの地味な一手が、シーズン終盤に「効いていた」と振り返られる補強になる可能性は十分にあると考えます。

今後の試合・観戦情報

リーグは6月30日にニューヨーク・リバティとラスベガス・エーシズによるコミッショナーズカップ決勝を控えており、オフ・ザ・コートの話題も含めてWNBAは最も熱い時期に入っています。首位を走るドリームの今後の試合日程やシェロッドの出場機会は、アトランタ・ドリーム公式サイトで随時更新されています。東地区の覇権争いとあわせて、補強したばかりのバックコートがどう機能していくかに注目したいところです。

引用:https://sports.yahoo.com/articles/atlanta-dream-announce-signing-wnba-034258474.html

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