エイジャ・ウィルソン

エーシズ相手に沈めた3ポイント7本が運命を変えた──山本麻衣がラスベガスとシーズン残り契約、1年半越しのWNBA再挑戦が実現

 

日本の女子バスケットボールファンにとって、これ以上ないニュースが飛び込んできました。ラスベガス・エーシズは現地時間7月17日、日本代表ガードの山本麻衣とシーズン残り契約を結んだと発表しました。昨年、ダラスで開幕を迎えられないまま夢が途切れてから約1年半。今度はエイジャ・ウィルソンを擁する強豪との契約という、多くのファンの予想を超える形での再挑戦です。あのエキシビションでの活躍が、こんな未来につながるとは思いませんでした。

きっかけは4月のエキシビション、エーシズの目の前で見せた24得点

球団の発表によると、山本は4月26日に行われたエーシズと日本代表のエキシビションマッチで、3ポイント7本を含む24得点を記録しています。試合自体はエーシズが94-78で勝利しましたが、目の前で次々と放たれた外角シュートは、間違いなく首脳陣の記憶に刻まれていました。

さらに直近では、トルコで開催された2026年ワールドカップ予選で平均15.0得点、3.6アシスト、1.2スティールをマークし、大会のオールスターファイブに選出。日本のワールドカップ出場権獲得を牽引したばかりです。代表での活躍がそのままWNBA契約へと結びついた、理想的な流れと言えるのではないでしょうか。

ダラスでの悔しさから1年半、町田瑠唯以来の日本人WNBAプレーヤーへ

山本のWNBA挑戦は今回が初めてではありません。2025年2月にダラス・ウィングスと契約したものの、開幕前にウェーバーとなり、公式戦のコートに立つことは叶いませんでした。

国内では2017年からトヨタ自動車アンテロープスでプレーし、2021年と2022年のWリーグ制覇に貢献してきました。日本代表としては2021年のFIBA女子アジアカップ優勝を経験し、2024年パリ五輪では初戦のアメリカ戦で17得点5アシストを記録して、世界王者相手にも堂々と渡り合っています。3人制では2019年のFIBA U23 3×3ワールドカップで、日本に初の世界一をもたらした立役者でもあります。

日本の女子選手によるWNBA公式戦出場は、2022年のワシントン・ミスティックスでの町田瑠唯が最後です。山本がコートに立てば、約4年ぶりに日本のガードがWNBAの舞台へ戻ることになります。

なぜエーシズは今、山本を選んだのか

注目したいのは契約の形です。7日間契約や育成契約ではなく「シーズン残り契約」であることは、短期のお試し要員ではなく、後半戦を通じた戦力として見込まれている証拠だと考えます。

エーシズはここ数週間、デビュー戦のわずか10分間で19得点というリーグ新記録を作ったジャスティン・ピソットの獲得や、ターニヤ・ラットソンとの育成契約など、ベンチの得点力強化を急ピッチで進めてきました。そこに加わるのが、エキシビションで自分たちを撃ち抜いた山本の3ポイントです。補強の方向性は明確で、外角シュートという分かりやすい武器を持つ山本にとって、求められる役割がはっきりしている環境は大きな追い風になるはずです。オールスター明けの後半戦、限られた出場時間の中でどれだけ結果を残せるかが勝負になります。

今後の試合・観戦情報

エーシズの次戦は現地7月20日、敵地トロントでのテンポ戦です。その後リーグは約1週間のオールスターブレイクに入り、7月25日にはシカゴでオールスターゲームが開催されます。山本のWNBAデビューがどの試合になるのか、後半戦のエーシズから目が離せません。日本から新しい歴史が始まる瞬間を、一緒に見届けましょう。

引用:https://www.oursportscentral.com/services/releases/las-vegas-aces-sign-japan-olympic-guard-mai-yamamoto/n-6389281

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