敵地ターゲットセンターでインディアナ・フィーバーがミネソタ・リンクスに100対108で敗れた8月2日、負けたチームの側に記録が生まれました。ケルシー・ミッチェルが37得点を挙げ、20得点以上の試合を14試合連続に伸ばしています。ガードとしてはWNBA史上最長で、これまで並んでいたダイアナ・タウラシを単独で抜き去りました。チームの5連勝は止まりましたが、この夜のミッチェルには「誰も止められない」という表現がそのまま当てはまります。しかも記録の続きは、木曜にとんでもない相手の前で試されることになりました。
第1クォーターだけで17得点、3ポイントは4本すべて成功
ミッチェルのこの日のスタッツは37得点、フィールドゴール21本中14本成功。IndyStarによれば第1クォーターだけで17得点を挙げ、3ポイントは4本放って4本すべてを沈めています。フィーバーはこのクォーターだけで33得点、フィールドゴール成功率は65%に達しました。リンクスも36得点で応じ、両チーム合計69得点は第1クォーターとしてのリーグ記録だったとESPNのデータが伝えています。
試合全体でも打ち合いは続き、両チームともフィールドゴール成功率57%、3ポイント成功数11本、フリースロー15本中11本成功と、数字が不気味なほど揃いました。アシストの合計は55本です。差がついたのは細部で、ターンオーバーはインディアナの12に対しミネソタが6、オフェンスリバウンドは11対5、速攻得点は9対0でリンクスに軍配が上がっています。
フィーバーは残り7分で14点差をつけられながら14対2のランを返し、残り2分で100対98まで詰め寄りました。しかしトラベリングやリバウンドの取りこぼしが重なり、そこから前に出ることはできませんでした。ケイトリン・クラークは19得点10アシスト、アリーヤ・ボストンは15得点8リバウンド7アシストです。
12でステュワート、13でタウラシ、14で単独2位へ
この連続記録は、階段を一段ずつ上がるように積み上がってきたものです。12試合連続の時点でブリアナ・ステュワートに並んで歴代3位、8月1日のポートランド戦で26得点を挙げて13試合連続に到達した時点でタウラシと並んで2位。そして14試合目で、ガードとしての最長記録を単独で手にしました。1シーズン内の連続記録という括りで上にいるのは、エイジャ・ウィルソンの15試合連続だけです。
37得点は今季5度目の30点ゲームでもありました。ミッチェルは今季平均23点台でリーグ2位につけており、これはキャリアハイのペースです。ポートランド戦では通算3ポイント成功数でティナ・トンプソンを抜いて歴代6位に浮上しており、連続20点と通算記録が同時に動いている状態です。得点源が固定されていなかった時代のフィーバーを知るファンほど、この安定感の異常さが分かるはずです。
木曜の相手は、記録保持者エイジャ・ウィルソンのエーシズです
ここからが面白いところです。フィーバーの次戦は木曜、ホームでのラスベガス・エーシズ戦。つまり、ミッチェルが追いかけている15試合連続の記録を持つエイジャ・ウィルソン本人が、コートの反対側に立ちます。ミッチェルが20得点を挙げれば記録に並ぶという場面が、記録保持者の目の前で用意されたわけです。これ以上の舞台設定はなかなかありません。
ただ、フィーバーにとっての本当の課題はそこではないと考えます。インディアナは19勝11敗、100得点以上をリーグ記録の6試合連続で記録するほど攻撃は仕上がっていますが、この日は108失点。25勝6敗で10連勝中のリンクス相手に、オフェンスリバウンドと速攻で主導権を明け渡しました。前日にポートランドから移動してきた日程の厳しさを差し引いても、守備の粗さは秋に必ず響きます。ミッチェルが毎晩20点を積んでも、失点が90を超え続ける限り勝ち切れる相手は限られます。逆に言えば、守備が平均並みになるだけでこのチームは化けるということでもあります。
今後の試合予定
フィーバーは木曜にホームでラスベガス・エーシズと対戦します。リンクスも同じ木曜にホームでロサンゼルス・スパークスを迎えます。ミッチェルの連続20得点がどこまで伸びるのか、そして記録保持者との直接対決がどんな結末になるのか、木曜は見逃せない一戦になりそうです。なおこの日のターゲットセンターの観客数は16,505人。試合前には場外で別のテーマの集会も行われており、コート内外ともに話題の絶えない一日となりました。
引用:https://sports.yahoo.com/articles/fever-kelsey-mitchell-cant-score-192956091.html

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