ガビー・ウィリアムス

第1クォーター残り0.1秒のハーフコート弾が合図でした──6連勝25勝9敗、ヴァルキリーズが創設2年目もプレーオフ進出を決めました

 

現地8月17日、チェイスセンターでゴールデンステイト・ヴァルキリーズがダラス・ウイングスを78対70で下し、2026年のWNBAプレーオフ進出を確定させました。球団創設からわずか2年目、しかも進出決定はリーグで3番目の早さです。昨季は拡張球団として史上初めて1年目にポストシーズンへ到達したチームですが、今回はその再現というより、明確に一段上のフェーズに入った印象を受けます。25勝9敗というリーグ全体2位の数字が、まぐれではないことを静かに証明しています。

78対70、勝負を決めたのは第2クォーターの22対5でした

試合を象徴したのは第1クォーターの終わり方でした。ティファニー・ヘイズがロゴの位置から放った一本が残り0.1秒で沈み、20対19と初めてリードを奪います。序盤の大半をビハインドで過ごしていた流れを、8対2のランで一気に引き戻した形でした。

畳みかけたのは第2クォーターです。この時間帯にヴァルキリーズは22対5と圧倒し、ハーフタイムまでに16点のリードを築きました。このランの間、ウイングスのフィールドゴールは10本中2本。バートンとウィリアムスがこの区間だけで15点を合わせ、そろってスティールも記録しています。

チーム最多はギャビー・ウィリアムスの23得点でした。今季6度目の20得点超えで、2桁得点は6試合連続です。加えてチーム最多の6リバウンド、3アシスト、そしてシーズン最多となる4スティール。攻守の両端で数字を残しました。ベロニカ・バートンが16得点、ヘイズとジャネル・サラウンが10得点ずつと、2桁得点が4人という理想的な分散です。脳震盪プロトコルで前節を欠場していたカイア・ストークスも先発に戻り、24分5リバウンド。ウイングスの70得点は今季2番目に低い数字で、勝因はやはり守備でした。

昨季の勝ち星を、すでに2つ上回っています

2025年、ヴァルキリーズは拡張球団として初めて創設1年目にプレーオフへ進みました。話題性という意味ではあの1年目のインパクトが大きかったのは確かですが、内容の面では今季のほうが明らかに厚みがあります。34試合を終えた時点で25勝。昨季1シーズンかけて積み上げた勝ち星を、残りを大きく残した段階で2つ上回りました。

ウイングス相手には今季3戦全勝。特定の相手を確実に仕留められるようになったことも、勝率が跳ね上がった理由のひとつでしょう。プレーオフ進出を先に決めたのはミネソタ・リンクスとラスベガス・エーシズで、優勝候補として名前が挙がり続けてきた2チームです。そこに肩を並べた事実そのものが、今のヴァルキリーズの位置を示しています。

次はリンクス、上位シード争いの直接対決です

ここから注目したいのは、順位そのものよりホームコートアドバンテージの行方だと考えています。ヴァルキリーズの強みは、相手の得点を削って接戦の土俵に持ち込む守備です。ロースコアの展開はプレーオフと相性が良く、チェイスセンターの雰囲気を味方につけられるかどうかで、シリーズの色は大きく変わります。

ウィリアムスの6試合連続2桁得点は、単なる好調というより、彼女がこのチームの得点源として固定されつつある証拠に見えます。バートンとの2枚看板に、ベンチから点を持ってこられるヘイズとサラウンが加わる形は、短期決戦での引き出しの多さにつながります。あとは、勝ち上がるために避けて通れない相手にどう当たるかという問題です。

次戦情報

ヴァルキリーズはホームスタンドを継続し、現地8月19日午後7時(太平洋時間)から、リーグ首位のミネソタ・リンクスと対戦します。日本時間では8月20日午前11時ごろのティップオフです。上位シードを争う直接対決であり、プレーオフの組み合わせを占ううえでも見逃せない一戦になります。詳細は球団公式サイトで確認できます。

引用:https://valkyries.wnba.com/news/gameday-recap-20260817

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