ケイトリン・クラーク

自分たちの試合ではなく、遠く離れたトロントの3点差が決めました──フィーバーが3年連続プレーオフ進出、24勝13敗で東の首位に立っています

 

プレーオフ進出が決まった瞬間、インディアナ・フィーバーの選手は誰もコートに立っていませんでした。日本時間8月22日、カナダ・トロントで行われたトロント・テンポ対ポートランド・ファイアの一戦で、11勝25敗と低迷していたテンポが82対79でファイアを振り切ります。ファイアが敗れたその瞬間に、フィーバーの2026年ポストシーズン行きが自動的に確定しました。自力ではなく、遠く離れた会場の3点差で決まる進出です。少し拍子抜けする決まり方ではありますが、24勝13敗という数字を並べれば、これは偶然の産物ではなく積み上げの当然の結果だと分かります。

5連勝のあとの1敗、それでも24勝13敗で東の首位を守っています

直近のフィーバーは、はっきりと勝ちパターンを掴んでいました。8月8日にシカゴ・スカイを90対86で下すと、11日にニューヨーク・リバティに106対92、14日にダラス・ウィングスに98対87、16日にアトランタ・ドリームに95対91、18日にはトロント・テンポに101対95と、5連勝を積み上げています。この5試合のうち3つがアウェーだったことを考えると、内容の伴った連勝でした。

連勝が止まったのは8月20日のダラス戦です。アウェーで85対91と競り負け、プレーオフ進出を自力で決める最初のチャンスを逃しました。それでも24勝13敗という成績は東カンファレンス1位。23勝13敗で追うアトランタ・ドリームとの差はわずか0.5ゲームですが、リーグ全体でもミネソタ・リンクス(31勝7敗)、ゴールデンステート・ヴァルキリーズ(25勝11敗)、ラスベガス・エーシズ(25勝13敗)に次ぐ勝率4位につけています。

2016年から2023年までの空白を思えば、3年連続という言葉の重みは違います

フィーバーは2016年を最後に、2023年までリーグで最も長いプレーオフ空白を抱えたチームでした。2024年にその連鎖をようやく断ち切り、2025年も2年連続で進出、そして今回で3年連続になります。8年間ポストシーズンに縁がなかったチームが、3シーズン続けて当たり前のように滑り込むところまで来たわけです。

ただ、今年の中身は過去2年とかなり違います。得点の柱が一人ではなくなりました。ケルシー・ミッチェルは37試合で平均24.6得点、フィールドゴール成功率50.7%、3ポイント成功率44.6%という異常な効率を維持しており、通算912得点はリーグ1位です。2位のエイジャ・ウィルソンの908得点をわずかに上回っています。

ケイトリン・クラークは33試合で平均21.7得点8.3アシスト3.8リバウンド、フィールドゴール成功率44.4%、3ポイント成功率35.4%。ルーキーイヤーの平均19.2得点8.4アシスト、フィールドゴール成功率41.7%と比べると、アシスト数を保ったまま得点効率を明確に引き上げています。さらにアリーヤ・ボストンが平均15.9得点11.9リバウンド1.7スティールでインサイドを支えており、20得点級が2枚とダブルダブル製造機が1枚という構成です。特定の選手を止めれば止まるチームではなくなりました。

残り7試合、順位争いよりも「9月の3週間」の使い方が鍵になりそうです

レギュラーシーズンはまだ7試合残っています。日本時間8月23日にニューヨーク・リバティ、24日にシカゴ・スカイとアウェーで連戦し、29日にホームでコネチカット・サン。そこから日程は9月19日のトロント戦まで3週間ほど空きます。ドイツ・ベルリンで開催されるFIBAワールドカップに伴う中断期間です。

この空白が吉と出るか凶と出るかは読みづらいところです。代表に招集される選手にとっては休養ではなく実戦の連続になりますし、逆に招集されない選手には約3週間のコンディション調整期間になります。中断明けの最後の4試合には、リーグ最強のリンクスとの2連戦が含まれています。ここで手応えを掴めるかどうかは、シード順以上にプレーオフでの自信に直結するはずです。

個人的に注目したいのは、アトランタとの0.5ゲーム差です。東の首位を守れるかどうかよりも、上位シードを取ってホームコートアドバンテージを確保できるかの方が実質的な意味を持ちます。ミッチェルとクラークという確率の高い外角シューターを2枚抱えるチームにとって、慣れた体育館のリングで打てる試合が1つ増えることの価値は小さくありません。

今後の試合情報

フィーバーの次戦は日本時間8月23日午前8時、アウェーでのニューヨーク・リバティ戦です。リバティは22勝15敗でこちらもポストシーズン争いの真っ只中におり、8月11日の直接対決ではフィーバーが106対92で快勝しています。翌24日にはシカゴ・スカイ戦が控えており、プレーオフを決めた直後の連戦でどこまで集中力を保てるかが見どころになります。

引用:https://clutchpoints.com/wnba/indiana-fever/fever-news-indiana-clinches-playoff-spot-fire-loss

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