ラスベガス・エーシズのエイジャが、9月20日のシアトル・ストーム戦で今シーズン通算1000得点に到達しました。これでエイジャはWNBA史上初めて、複数のシーズンで1000得点を記録した選手となりました。わずか9日前にケルシー・ミッチェルにシーズン得点記録を塗り替えられたばかりのタイミングでの到達だけに、王座を失ってもなお積み上げ続けるその姿勢には静かな執念がにじみます。レギュラーシーズンも終盤に差し掛かった今、この一報はエーシズにとって大きな追い風になりそうです。
30得点8リバウンド、ストーム戦の詳細
この試合でエーシズはストームを98対77で下し、今シーズンのシーズンシリーズを4戦全勝で締めくくりました。エイジャは30得点、8リバウンド、4アシスト、3スティール、1ブロックを記録し、フィールドゴールは13本中7本、フリースローは18本中16本を沈めています。フリースローの精度の高さは、ペイント内で相手ファウルを誘い続けた証でもあり、得点の伸ばし方に幅があることを物語っています。ジャッキー・ヤングも23得点8アシストで援護し、チェルシー・グレイが15得点4リバウンドと続きました。ベンチも含めたチーム全体の得点力の高さが、大差での勝利につながった形です。この勝利でエーシズは29勝13敗とし、5連勝で西カンファレンス3位を堅持しています。プレーオフを見据えた終盤戦で、勢いに乗るタイミングとしては理想的な一戦になりました。
王座を譲った直後に見せた、二度目の大台
エイジャが初めてシーズン1000得点に到達したのは2024年9月15日のことでした。当時は1試合平均27.0得点というWNBA史上最高のペースを記録し、ダイアナ・タウラシが2006年に打ち立てた25.3得点を上回りました。最終的には1021得点まで伸ばし、ジュエル・ロイドが2023年に持っていた939得点のシーズン記録も塗り替えています。ところがその2024年の記録は、今月19日にインディアナ・フィーバーのケルシー・ミッチェルが1034得点で更新したばかりです。エイジャにとっては記録保持者の座を明け渡した直後の出来事であり、それでも歩みを止めずに二度目の大台へたどり着いた点に、このシーズンを通じた底力が表れています。通算4度のMVPに輝いてきた実績を持つ選手だからこそ、記録を失った直後でも動じずに数字を積み増せる安定感には説得力があります。一つの記録に固執せず、毎年高い水準を再現し続けること自体が、エイジャというプレーヤーの真価と言えるでしょう。
記録を失っても揺るがない支配力
数字だけを見れば、エイジャは今シーズン「シーズン最多得点」という単独の称号を失いました。しかし複数シーズンで1000得点に到達したという新しい指標は、一度きりの爆発力ではなく、長期にわたって安定した支配力を示し続けてきた証でもあります。1試合平均30点前後のペースを維持しながら効率よくシュートを沈めてきたことが、今回の到達を後押ししました。レギュラーシーズン終盤を迎え、プレーオフのシード争いが激しさを増す中、この粘り強さはエーシズにとって何より心強い材料と言えるでしょう。今後はプレーオフに向けたコンディション調整と、ジャッキー・ヤングやチェルシー・グレイら周囲を生かすプレーメイクの精度がさらに問われる局面に入ります。エイジャがこの勢いのまま得点力と効率を両立できるかどうかは、エーシズの上位進出を占う大きな鍵になりそうです。記録の主役が入れ替わっても、チームの支柱としての存在感は揺らいでいないという点は、今後のプレーオフ争いを占ううえでも見逃せません。
今後の試合・観戦情報
エーシズは今後もレギュラーシーズン終盤の重要な試合を控えており、西カンファレンスの順位争いから目が離せません。試合日程や中継情報は、WNBA公式サイトやWNBA公式アプリで随時確認できます。

WNBA FAN BLOG運営者/バスケットボールジャーナリスト
WNBA・NBAをこよなく愛し、バスケットボール歴30年以上。特にWNBAの魅力を日本に広げるため、2025年5月に WNBA FAN BLOG をスタートしました。試合結果や選手情報だけでなく、独自の視点による戦術分析や選手インタビュー、海外ニュースの速報翻訳まで幅広くカバーしています。
現在、日本国内では数少ないWNBA専門メディアとして、最新ニュースをどこよりも速く正確にお届けすることをミッションにしています。
得意分野
試合分析・戦術解説
選手のデータ分析(EFF、PER など)
海外ニュース速報翻訳(英語 → 日本語)
サイト目標
日本最大の WNBA 情報ポータルサイト構築
日本のバスケットボールファンコミュニティ作り
関連 SNS アカウント
X(Twitter):@WNBAJAPAN
フォローしてWNBA の最新情報をキャッチしてください!





