デワナ・ボナー

「すべてはケイトリンのことだった」──アナリストが暴露したボナー電撃退団の真相、因縁の再戦前夜に走った激震

 

6つのテクニカルファウル、1人の退場、そして喉への一撃による出場停止処分──6月下旬のインディアナ・フィーバー対フェニックス・マーキュリー2連戦は、今季のWNBAで最も緊張感の高いカードとなりました。その再戦が現地時間7月9日(木)に迫る中、看過できない発言が飛び出しています。

WNBAアナリストのトリスタ・クリックが、昨季途中にデワナ・ボナーがフィーバーを電撃退団した「本当の理由」に踏み込んだのです。チーム周辺への取材から浮かび上がったのは、ケイトリン・クラークという存在そのものでした。真偽はともかく、この証言が両チームの因縁に新たな文脈を与えたことは間違いありません。

「すべてはケイトリンのことだった」──クリックが語った退団の内幕

クリックはYahoo Sportsの番組内で、2025年シーズン途中のボナー退団劇について「チーム周辺の人たちに話を聞くと、すべてはケイトリンのことでした」と明かしました。クラークがいかにオフェンスを一手に担う“太陽中心型”の選手であるか、そしてチーム全体の空気がクラークを軸に回っていたこと。クリックによれば、ボナーはそうした環境でプレーすることを好んでいなかったといいます。

事実関係を整理しましょう。ボナーは2025年2月にフィーバーと契約し、5月にはクラーク、アリーヤ・ボストン、ケルシー・ミッチェルと共にスポーツ・イラストレイテッド誌の表紙を飾りました。しかし4試合目で先発から外れると、出場わずか9試合(先発3試合)のまま6月中旬にチームを離脱。「個人的な理由」を掲げてトレードを要求し、最終的に契約解除という形で半年足らずの在籍に幕を下ろしています。

喉への一撃、5つ目のテクニカル──6月の2連戦で噴き出した因縁

この証言が注目されるのは、6月の2連戦があまりに荒れたからです。6月22日のインディアナでの一戦では、クラークとボナーの交錯をきっかけに小競り合いが発生し、クラークには今季5個目のテクニカルファウルが宣告されました。さらにソフィー・カニンガムとボナーが口論でダブルテクニカル、マイイシャ・ハインズ=アレンはアリッサ・トーマスを突き飛ばして退場処分となっています。

2日後の6月24日には事態がさらにエスカレートします。トーマスが第2クォーターのもみ合いの中でクラークの喉を拳で打ち、リーグから出場停止処分を受けました。そしてここに重要な背景があります。トーマスとボナーは長年連れ添うパートナーなのです。クリックもこの関係性が両チームの温度を押し上げている一因だと指摘しました。

数字を見ると、クラークは6月24日の試合で腰の負傷が悪化する前に、わずか20分の出場で19得点8アシストと支配的なプレーを見せていました。一方のボナーは同じ試合で33分出場13得点8リバウンドと存在感を示したものの、6月22日は7得点、7月2日のストーム戦では6得点と、直近は出来にムラのある内容が続いています。

証言の“穴”と、それでも消えない火種──真相はボナーだけが知っている

ただし、この証言をそのまま受け取るには疑問も残ります。2025年のボナーは、クラークの負傷欠場が重なったこともあり、実際に同じコートに立った試合はごくわずかでした。数試合の共闘だけで「一緒にプレーしたくない」とまで判断するものなのでしょうか。ボナー本人が退団理由を詳細に語ったことは一度もなく、真相は依然として藪の中です。

それでも、この一件が示唆するものは小さくありません。ボナーは今月、史上3人目となる通算8000得点を達成したばかりのレジェンドです。そのベテランがわずか9試合で見切りをつけた事実は、スーパースターを中心に急速に再編されるチームの難しさを物語っています。クラークの実力と集客力は疑いようがない一方で、その“重力”が既存の秩序を揺さぶることもある──今回の証言は、WNBA全体が直面する構造的なテーマを浮き彫りにしたと言えるのではないでしょうか。

因縁の第3ラウンドは現地7月9日(木)

フィーバーとマーキュリーの再戦は、現地時間7月9日(木)にフェニックスのモーゲージ・マッチアップ・センターで行われます。マーキュリーは直近、火曜のスカイ戦で3連勝がストップしており、ホームで立て直しを図りたいところです。腰の負傷を抱えるクラークの状態も含め、コート内外の“温度”に注目が集まる一戦となりそうです。

引用:https://sports.yahoo.com/articles/caitlin-clark-wnba-analyst-reveals-063333324.html

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