WNBAは現地時間10月1日、2026年の最優秀守備選手(ディフェンシブ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー)にアトランタ・ドリームのエンジェル・リースが選ばれたと発表しました。ドリームがワシントン・ミスティックスをスイープして準決勝へ進んだ直後のタイミングで届いた朗報です。リバウンドの人というイメージが強かったリースが、守備の看板選手として公式に認められた意味は小さくないと感じました。
投票結果が示した「圧勝」ではないが揺るがない1位
投票はリースが74票中46票を獲得して1位でした。2位はゴールデンステート・ヴァルキリーズのギャビー・ウィリアムズで20票、3位はラスベガス・エーシズのエイジャ・ウィルソンで4票です。さらにシャキーラ・オースティン、ベロニカ・バートン、ソニア・シトロン、ライン・ハワードが1票ずつ集めました。得票率に直すと約62パーセントで、2位との差は26票です。接戦ではなかったものの、ウィリアムズが2割台後半の票を集めた点を見ると、守備の評価軸がいかに割れていたかも分かります。
今季の数字は、1試合平均1.8スティール、12.1リバウンド、そしてドリームのチームディフェンシブレーティングは103.5でした。リバウンドでは、ロサンゼルス・スパークス戦でWNBA記録となる26本を記録しています。ボールを奪う力とゴール下を制圧する力の両方を持ち合わせている点が、リースらしい守備の形だと言えます。
エイジャからリースへ、守備の顔が移る背景
当ブログでも9月27日にお伝えしたとおり、AP通信の年間表彰でも最優秀守備選手はリースでした。今回の発表でも同じ選手が選ばれ、複数の投票が同じ結論に至ったことになります。守備の顔といえばこれまでエイジャのイメージが強かっただけに、今季の投票で3位に入ったエイジャとの立ち位置の変化は象徴的です。
リースにとって2026年は、ドリームでの初めてのシーズンでした。環境が変わる1年目に個人賞とチームのプレーオフ進出を同時に手にしたことは、移籍が成功だったことの何よりの証明になるはずです。
本人が語った「エレベート」という言葉
リースは受賞に際して「私は人生のあらゆる面で高みを目指し続けたい」と語っています(意訳)。Yahoo!スポーツによると、この目標は自身のポッドキャスト番組『Unapologetically Angel』で事前に語っていたもので、今回の受賞はその宣言どおりの結果という形になりました。言葉にしてから結果で返す姿勢は、リースの強さの一部だと思います。
準決勝に向けた展望と観戦のポイント
受賞の余韻に浸る間もなく、ドリームは準決勝に臨みます。守備賞を獲ったリースが、相手のエースをどう抑えるのかが最大の見どころです。特に、スティールからの速攻とリバウンド後の切り替えの速さは、短期決戦で勝負を分ける要素になります。受賞でマークが厳しくなる可能性もあり、リースが攻撃面でどこまで貢献できるかにも注目しています。
エイジャやウィリアムズといった強力なライバルと比べても、リースは今季、数字と実績の両面でトップに立ちました。この称号を、プレーオフのコートで本物にできるかどうかが問われます。準決勝の日程や放送情報は、リーグ公式サイトとドリームの公式発表で必ずご確認ください。
※本記事のデータはYahoo!スポーツの報道に基づいています。
引用:https://sports.yahoo.com/articles/angel-reese-elevated-2026-wnba-214500414.html

WNBA FAN BLOG運営者/バスケットボールジャーナリスト
WNBA・NBAをこよなく愛し、バスケットボール歴30年以上。特にWNBAの魅力を日本に広げるため、2025年5月に WNBA FAN BLOG をスタートしました。試合結果や選手情報だけでなく、独自の視点による戦術分析や選手インタビュー、海外ニュースの速報翻訳まで幅広くカバーしています。
現在、日本国内では数少ないWNBA専門メディアとして、最新ニュースをどこよりも速く正確にお届けすることをミッションにしています。
得意分野
試合分析・戦術解説
選手のデータ分析(EFF、PER など)
海外ニュース速報翻訳(英語 → 日本語)
サイト目標
日本最大の WNBA 情報ポータルサイト構築
日本のバスケットボールファンコミュニティ作り
関連 SNS アカウント
X(Twitter):@WNBAJAPAN
フォローしてWNBA の最新情報をキャッチしてください!


