ナカセHC

なぜナカセは膝をついてもベンチに立ち続けたのか、球団初の突破劇に残った一つの不安

 

ヴァルキリーズのナカセHCが、プレーオフ1回戦のウィングス戦で終盤にコートへ倒れ込みました。試合は77対73でヴァルキリーズが逆転勝ちし、球団史上初のプレーオフシリーズ突破を決めましたが、歓喜の輪の外でベンチの空気は少し違っていました。勝利の余韻と心配が同居した夜について、現時点で確認できる事実を整理します。

16点差をひっくり返した第3戦の中身

第3戦はウィングスが最大16点をリードする展開でした。そこからヴァルキリーズが追い上げ、残り1分17秒にガビー・ウィリアムズが17フィートのジャンパーで勝ち越しました。ウィリアムズは19得点、ティファニー・ヘイズがベンチから18得点、ヴェロニカ・バートンが16得点10リバウンド6アシストと続き、キア・ストークスは13リバウンドを記録しています。

勝負どころの残り13.1秒には、ナカセがチャレンジを成功させる場面もありました。ウィリアムズが自分のミスショットを拾いにコート内へ戻ったプレーが認められた判定で、終盤の1ポゼッションを争う試合では大きな意味を持ちました。

一方のウィングスはアリーク・オゴンバウェールが30得点(21本中11本成功)、ペイジ・ベッカーズが17得点6アシストでしたが、ベッカーズは14本中3本の成功にとどまり、終盤の逆転を許す形で敗れました。16点のリードを守り切れなかったことが、シーズン終了という結果につながっています。

倒れてからも指揮を執り続けたナカセ

報道によると、ナカセは試合の終盤に膝をつくようにコートへ倒れ、アシスタントコーチやメディカルスタッフが駆け寄りました。しばらくして立ち上がると、頭に手を当てたままスタッフとベンチへ戻り、その後もタイムアウトを取って指揮を続けたと伝えられています。

試合終了後には、ウィングスのフェルナンデスHCと握手を交わす際に、こめかみのあたりを押さえてスタッフの助けを必要とする様子も確認されています。チームが中央で喜ぶ中、スタッフに付き添われてコートを後にしました。ナカセ自身が試合中に頭に手を当てていた事実はありますが、原因や容態についての球団やナカセ本人の公式なコメントは、確認できた範囲では出ていません。続報があるまで憶測は避けるべきでしょう。

初の突破が持つ重み、そして準決勝への影響

ヴァルキリーズは昨季、拡張球団として初めてプレーオフに進みましたが、1回戦でリンクスに敗れました。2年目で第2シードを獲得し、第1戦を104対80で圧勝しながら、第2戦はオゴンバウェールの45得点で延長の末に落とすという揺れもありました。それを第3戦の逆転で締めくくったことは、チームが一つ壁を越えた証と言えます。

ただ、ここで焦点になるのは、シリーズを通して采配を振るう指揮官のコンディションです。ヘッドコーチの存在はローテーションの決断やタイムアウトの使い方に直結するため、チームにとっては戦術面でも小さくない問題です。準決勝の相手は連覇を狙うエーシズで、5戦3勝制の第1戦が日曜日にチェイス・センターで行われます。ナカセがこれまで通りベンチに立てるのか、立てない場合は誰が采配を担うのか。チームからの発表が待たれます。選手たちにとっては、指揮官を気遣いながら強豪に挑む難しい1週間になりそうです。

観戦のポイント

エーシズはエイジャを軸に、フィーバーを退けて勝ち上がってきた王者です。ヴァルキリーズが第3戦で見せた粘りと、ウィリアムズやバートンを中心とした守備の強度がどこまで通用するかが最大の見どころです。第1戦はヴァルキリーズの本拠地チェイス・センターで行われるため、ホームの声援を力に変えられるかも注目です。ベンチから18得点を挙げたヘイズのような控えの働きも、5戦3勝制の長いシリーズでは勝敗を左右します。

引用:https://sports.yahoo.com/articles/happened-natalie-nakase-know-valkyries-035620660.html

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