エンビード

軽やかな左手ダンクと『最後のダンク』という本音、エンビードの紅白戦

 

シクサーズの公開紅白戦で、ジョエル・エンビードが左手のドライブダンクを決めました。その直後に本人が口にした言葉が話題です。ブロックバスターで加わったレブロン・ジェームズやジェイレン・ブラウンの存在感が際立つ中でも、チームの核であるエンビードの動きに視線が集まった一日でした。軽快さの裏に滲んだ本音を、少し丁寧に読み解いてみます。

左手のダンクのあとに出た言葉

ブルー対ホワイトの紅白戦は10月3日(土)に行われました。エンビードは長めの時間コートに立ち、ゴールへ攻め込む動きも軽く見えたと、取材した記者のアダム・アーロンソンは伝えています。

左手でダンクを決めたエンビードは、「たぶん、これが俺のキャリア最後のダンクだ」という趣旨の言葉を口にしました。軽口とも、本心の吐露とも取れる一言です。この一言以外に、紅白戦の得点やリバウンドなどの個人成績は報じられておらず、数字で評価できる材料は今のところありません。

レブロンが語った「2024年との違い」

同じ紅白戦後、レブロンはエンビードについて、2024年のパリ五輪のときと比べて「はるかに健康そうだ」と語っています。二人はその大会でアメリカ代表として金メダルを獲得した仲です。レブロンは新しい関係について「いい感じだ。いや、本当に素晴らしい」という趣旨の話もしています。

五輪で同じチームに身を置いた経験が、チームメートとしての連係づくりを楽にしている、というのがレブロンの見立てのようです。シクサーズは、エンビード、タイリース・マキシー、ブラウン、レブロンという顔ぶれで新シーズンを迎えます。

背景にある健康への不安

エンビードといえば、近年はケガとの付き合いが大きなテーマでした。だからこそ、本人が「最後のダンク」と自虐めいた言葉を残し、レブロンが「健康そうだ」と評したことのコントラストが際立ちます。ここで強調したいのは、これが本人の冗談として語られた可能性が高く、深刻な発言だと決めつけるのは早いということです。実際、報じられた内容には、体の状態に関する具体的な不安は含まれていません。

一方で、動きの良さを評価する声があること自体は、チームにとって大きな材料です。役者が揃ったシクサーズにとって、エンビードのコンディションは優勝争いの鍵を握る要素でしょう。

開幕までのスケジュール

シクサーズのプレシーズン初戦は、日本時間では火曜(現地10月5日・月曜)にニックスと対戦する予定です。レギュラーシーズンは10月20日にニックスとのアウェー戦で開幕し、本拠地フィラデルフィアでの初戦ではキャバリアーズを迎えると報じられています。

注目は、プレシーズンでエンビードがどれだけ出場時間を伸ばせるかです。レブロン、ブラウン、マキシーと並んだ時、攻撃のボールの流れをどう組み立てるのか。あのダンクが「最後」になるどころか、シーズンの始まりを告げる号砲になることを期待したいと思います。

もう一つ見ておきたいのは、新しい顔ぶれの中でエンビードの役割がどう整理されるかです。ブラウンやレブロンが加わったことで、ボールを持てる選手は増えました。エンビードが無理に背負う場面が減るなら、体への負担も抑えられるはずです。左手のダンクという小さな場面にも、そうした期待が重なって見えるのが、今回の話題が広がった理由ではないでしょうか。

一つの紅白戦で結論を出すことはできませんが、公開の場で動きが軽かったという事実は前向きに受け止めていいと思います。プレシーズン初戦での起用法、そして開幕戦のニックス戦でどれだけの時間コートに立つのか。ファンが最初に確かめるのは、おそらくその二点になるでしょう。

引用:https://clutchpoints.com/nba/philadelphia-76ers/76ers-news-joel-embiid-drops-eye-opening-career-admission-after-philly-scrimmage

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です