第3Q序盤で消えたロイド、左脚負傷が突きつけるエーシズ連覇の綱渡り

 

準決勝第1戦、エーシズは60対71でゴールデンステート・ヴァルキリーズに敗れました。敗戦そのもの以上に不安を残したのが、ジュエル・ロイドが第3Q序盤に左脚を痛めてそのままコートを離れたことです。連覇を狙う王者にとって、勝敗とは別の次元で重くのしかかる出来事になりました。

試合の中身とロイドの離脱

クラッチポインツなどの報道によると、ロイドが退いたのは後半が始まって約2分、第3Qの序盤でした。この試合の記録は0得点、2リバウンド、1アシスト、1ターンオーバー、3ポイントは2本放って0本成功です。数字だけを見れば目立つ働きではありませんでしたが、攻撃の組み立てが苦しい試合で、ベンチ前に下がった姿は小さくない動揺を呼びました。

試合後、ベッキー・ハモンHCはロイドの状態について即座の更新を出していません。チームは状態を確認している段階とされ、次戦に出られるかどうかは現時点で分かっていません。ここは続報待ちで、軽く見るのも悲観しすぎるのも禁物です。

チーム全体の数字も厳しいものでした。得点は60点でシーズン最少、フィールドゴール成功率は33.9%にとどまっています。さらにリバウンドは25対52と大差をつけられ、オフェンスリバウンドも2対17でした。ハモンは「リバウンドで負けた。それは間違いない」と話しています。

背景にある人手不足

ロイドの負傷が重く響く理由は、エーシズがすでに人手の足りない状態でこのシリーズに入っていたからです。報道によれば、ナリッサ・スミス、ステファニー・タルボット、ダナ・エバンスの3人は第1戦の時点で欠場していました。ここにロイドが加われば、ローテーションを回せる人数はさらに削られます。

第1ラウンドでもエーシズはフィーバー相手にギリギリで勝ち上がっており、余力を残して準決勝に来たわけではありません。ヴァルキリーズはレギュラーシーズンで3戦全勝という相性の良さもありました。控えが薄いうえに主力まで欠ける状況では、リバウンドの大差が出るのも自然な流れだったと私は見ています。

とくに第3Q序盤という時間帯は、前半の流れを引き戻したい局面です。そこで経験豊富なガードが抜けたことで、攻守の切り替えを担う選手が一人減りました。数字に残らないところで、試合の質が変わったのだと思います。

第2戦に向けた見どころ

注目点は三つあります。一つ目はロイドの出場可否で、ハモンがどのような発表をするのかが焦点です。二つ目はリバウンドの修正で、52対25という差をどこまで詰められるかが勝敗に直結します。三つ目はA’ja・ウィルソン、チェルシー・グレイら主力に負担が集中しないかという点です。

ヴァルキリーズ側は勢いに乗っています。ホームのチェイス・センターでの第2戦は水曜夜に行われると伝えられており、5戦3勝制のシリーズで連勝すれば王手に大きく近づくことになります。エーシズが苦境をどう受け止めるかは、ファンの間でも議論が分かれるところでしょう。主力を無理に出すのか、ローテーションを組み替えるのか、皆さんならどちらを選びますか。

もう一つ見逃せないのは、ハモンの言葉の選び方です。ハモンは敗因をリバウンドに絞って語りました。裏を返せば、シュートの不調よりも運動量と体の当て方に修正の余地がある、というメッセージだと受け取れます。ロイドが戻れない場合でも、ここを正せば戦える、というのがエーシズ側の見立てではないでしょうか。

関連情報

準決勝はヴァルキリーズが1勝0敗でリードしています。第2戦の試合情報とロイドの状態は、WNBA公式やチーム発表で必ず最新の内容をご確認ください。なお、今回の欠場者に関する記述は報道時点のものです。

引用:https://clutchpoints.com/wnba/las-vegas-aces/aces-news-jewell-loyd-concerning-leg-injury-game-1-valkyries

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