ケイトリン・クラーク

『ジョーダンは500試合以上かかった』——コーンがクラークのプレーオフ批判に突きつけた反論

 

プレーオフの結果を理由にクラークの価値を問う声に、ベテラン司会者が真っ向から異を唱えました。ESPNで長年キャスターを務めるリンダ・コーンが、フィーバーの敗退後に広がった批判を「stupid(愚か)」と切り捨てたのです。論点は、24歳のクラークに優勝請負人の役割まで求めるのは早すぎるのではないか、というところにあります。個人的には、数字を並べるより先に「時間軸」を持ち出したコーンの切り口が面白いと感じました。

発端は「プレーオフの活躍がない」という投稿でした

HITCがYahoo Sportsを通じて伝えたところによると、きっかけはNBCニュースの投稿でした。クラークには「playoff heroics(プレーオフでの英雄的活躍)」が欠けている、という趣旨の指摘です。これに対しコーンは、クラークが出場したWNBAの試合数はまだ90試合台にとどまり、昨季は負傷で長く離脱していた点を挙げて反論しました。

象徴的なのが次の一言です。コーンはマイケル・ジョーダンを引き合いに出し、初優勝まで500試合以上を要したと述べています。ジョーダンの名を出すことで、偉大な選手でも結果が出るまでに時間が必要だったという事実を突きつけた形です。

今季の初戦敗退を数字で整理します

フィーバーは第1ラウンドでエーシズに1勝2敗で敗れ、2年連続で第3戦でシーズンを終えました。第3戦のスコアは83対94です。Bleacher Reportによると、クラークは3試合で平均20.0得点、9.7アシスト、4.0リバウンドを記録しました。シュート成功率は39.6%、3ポイントは33.3%でした。

第3戦は18得点4アシストで、第1クォーターに11得点を挙げながら残り3クォーターは7得点にとどまりました。一方でエーシズのエイジャは36得点で試合を支配しています。第2戦では、プレーオフで25得点15アシストを同時に記録した史上初の選手になっています。個人の数字だけを見れば「活躍がない」とは言い切れないのが実情です。

過去との比較:スターが評価される時間軸

コーンの指摘は、ジョーダンの例だけではありません。ここ数年、WNBAではリースやベッカーズといった若い世代にも、短い時間軸での評価が求められがちです。特にクラークは注目度が桁違いなので、1回のシリーズ敗退が「物差し」として使われやすい面があります。

もっとも、批判する側にも理屈はあります。スターの価値はプレーオフで決まる、という考え方は多くのスポーツで受け入れられているからです。ただし今回のように、チームの負傷者や補強の事情を抜きにして個人に結果を背負わせるのは、公平な議論とは言いにくいと思います。

クラークの立場を整理すると、今季は負傷明けの復帰シーズンで、プレーオフの舞台は実質的にまだ経験を積む途中にあります。短い期間の結果だけで評価を固めてしまうと、本来の成長曲線を見誤る恐れがあります。コーンの反論が支持を集めたのは、こうした感覚を多くのファンが共有していたからだと私は見ています。

今後の展望:オフの課題は個人よりチームです

フィーバーのオフは、ミッチェルの去就やホワイトHCの体制など、決めるべきことが山積みです。クラークの評価が上がるかどうかは、本人の技量だけでなく、周囲にどれだけ戦力を整えられるかに左右されるでしょう。コーンが言う「時間」は、チームづくりにも当てはまる言葉だと考えます。

皆さんは、クラークのプレーオフでの評価をどう見ますか。個人の責任と見るか、チーム全体の課題と見るか、ぜひコメントで意見を聞かせてください。

関連情報

WNBAプレーオフは準決勝に入り、リバティ対ドリーム、エーシズ対ヴァルキリーズの2シリーズが進行中です。フィーバーのオフの動きとあわせて、引き続き速報でお伝えします。

引用:https://sports.yahoo.com/articles/stupid-linda-cohn-sounds-off-072059830.html(補足:Bleacher Report)

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