ウォリアーズのステフィン・カリーが、プレシーズンのレイカーズ戦を前にしたあいさつの場で、ゴールデンステート・バルキリーズへの激励を口にしました。NBAの開幕前の試合なのに、観客席の話題は同じ本拠地チェイスセンターで戦うWNBAのセミファイナルにも向いていた。そんな空気を象徴する一幕だと感じました。
カリーが送った言葉と、その場の状況
伝えられているところでは、カリーは試合前にファンへ向けて「What’s up, Dub Nation? Welcome back! First off, shoutout to the Valkyries. Gotta take care of business tomorrow night here at Chase Center.」と呼びかけました(ClutchPoints)。同じ場では、亡くなったドン・ネルソンへの追悼も行われたとのことです。
この日のウォリアーズはレイカーズに124-98で勝利し、カリーは14分の出場で16得点5アシスト2リバウンドを記録しました。4点プレーを2本沈めたことも報じられています。38歳になっても短い時間で数字を残す姿は健在ですが、この日の話題を集めたのは、むしろコートに立つ前の一言のほうでした。
カリーはバルキリーズの試合にたびたび足を運ぶ熱心な支持者として知られています。NBAのスーパースターが、自分のホームで戦うWNBAチームの名を、わざわざ自軍のファンの前で呼ぶ。この行為自体が、球団全体をひとつのファミリーとして見せる効果を持っています。
セミファイナル第1戦の71-60が背景にあります
バルキリーズは日曜のセミファイナル第1戦でラスベガス・エーシズを71-60で下しました。ゲイビー・ウィリアムズが25得点11リバウンド5アシストの活躍で、チームをけん引しています。エーシズ相手に失点を60に抑えた守備の強さも、この勝利の大きな柱でした。
カリーの言葉にある「take care of business」は、直訳すれば仕事をきっちり片付けるという意味です。第1戦を取ったからこそ、第2戦で一気に流れを引き寄せてほしい。そんな期待が、短い一言に込められていたように読めます。シリーズで先に手応えを掴んだチームにとって、本拠地のファンと選手の声援が重なる効果は小さくないはずです。
過去との比較:NBAとWNBAの距離感
WNBAの球団は、NBAの本拠地を共有するケースが少なくありません。それでも、NBA側の看板選手が公の場でWNBAの試合をはっきり宣伝する場面は、決して当たり前ではありません。プレーオフの1回戦が歴代最多の平均視聴者数を記録したと伝えられる今季、リーグ全体への注目が高まっている流れの中で、この一言の重みは増して見えます。
個人的に印象的だったのは、カリーが自らの試合のあいさつという最も目立つ場所を、他競技ではなく同じ街のバルキリーズに使ったことです。スター選手の発信力が、チケット需要や視聴機会に直結する時代だからこそ、こうした応援は実利のある後押しになります。
今後の展望:第2戦のチェイスセンター
バルキリーズの第2戦は、チェイスセンターでエーシズと再び対戦します。エーシズはジュエル・ロイドの出場可否など、負傷者の状況が焦点になっています。バルキリーズが連勝で主導権を握れば、球団初のファイナル進出が一気に近づきます。
注目したいのは、第1戦で圧倒したリバウンドの優位を保てるかどうかです。ウィリアムズの得点とリバウンドに加え、ベンチ陣がどこまで流れを切らさずにつなげるかが、勝敗を左右するとみています。カリーの言葉が、観客席の熱気を一段押し上げるきっかけになるのか。第2戦の入りの10分間に、ぜひ注目してください。

WNBA FAN BLOG運営者/バスケットボールジャーナリスト
WNBA・NBAをこよなく愛し、バスケットボール歴30年以上。特にWNBAの魅力を日本に広げるため、2025年5月に WNBA FAN BLOG をスタートしました。試合結果や選手情報だけでなく、独自の視点による戦術分析や選手インタビュー、海外ニュースの速報翻訳まで幅広くカバーしています。
現在、日本国内では数少ないWNBA専門メディアとして、最新ニュースをどこよりも速く正確にお届けすることをミッションにしています。
得意分野
試合分析・戦術解説
選手のデータ分析(EFF、PER など)
海外ニュース速報翻訳(英語 → 日本語)
サイト目標
日本最大の WNBA 情報ポータルサイト構築
日本のバスケットボールファンコミュニティ作り
関連 SNS アカウント
X(Twitter):@WNBAJAPAN
フォローしてWNBA の最新情報をキャッチしてください!





