5本中5本、10リバウンド3ブロック、ストークスが古巣のエイジャを封じた執念

 

捨てられた選手たちが王者を倒した

ヴァルキリーズが創設2年目でWNBAファイナルに進みました。1回戦でウィングス、準決勝でディフェンディングチャンピオンのエーシズを退けた立役者は、実は両チームが手放した選手たちだったというのが、High Post Hoopsの指摘です。ベッカーズ擁するウィングスも、5度のMVPを誇るエイジャのエーシズも、かつての戦力に敗れたことになります。個人的には、スター選手の名前よりもこの構図のほうが、今季のヴァルキリーズを一番よく表していると感じました。

ストークスがエイジャを封じた第3戦

象徴的なのはキア・ストークスです。エーシズで3度の優勝を経験し、センターとしてエイジャの隣に立ち続けた存在でした。フリーエージェントでチームを離れ、エーシズの元アシスタントだったナタリー・ナカセHCに口説かれてヴァルキリーズへ加わりました。今季は43試合で先発しています。

準決勝では第2戦の終盤にゲームを決めるブロックを決め、第3戦は5本中5本の成功に10リバウンド、2スティール、3ブロックをマークしました。しかも主にエイジャのマークを担当し、エイジャは19本中6本の成功にとどまっています。エーシズは1勝もできないまま敗退しました。エイジャのプレーを長年隣で見てきた選手が守備の軸になったことは、スイープの一因と言えそうです。

ダラスが切った2人の存在

1回戦の相手だったウィングスにも皮肉があります。カイラ・チャールズは2025年のダラスのキャンプに参加しながら、解雇と再契約を繰り返し、同年6月30日に最終的に解雇されました。その後ヴァルキリーズが7日間契約、シーズン契約と段階を踏み、今夏には2年契約を結んでいます。今季は44試合に出場して11試合で先発し、ウィングス戦では平均23分以上プレーしました。

ベロニカ・バートンはダラスが2022年の1巡目で指名した選手です。2シーズンを過ごしたあと、2024年シーズン直前に解雇されました。その後コネティカットを経て、エクスパンションドラフトでヴァルキリーズに指名されています。2年連続で全44試合に出場して全試合先発、今季はオールスターに選ばれ、最優秀守備選手賞の投票でも票を得ました。ダラスが手放した後に花開いた例として、これほど分かりやすい選手はいません。

古巣対決が示す今後の見通し

ティファニー・ヘイズは2024年にエーシズで最優秀シックスウーマンを受賞した選手で、第2戦では古巣相手に21得点を挙げました。古巣に戻る道も引退の道もあった彼女を、ナカセHCが自チームに呼び込んだ形です。補強の方針がはっきり出ています。ほかにも、シカゴに見切られたガビー・ウィリアムズ、エクスパンションドラフトで獲得したカイラ・ソーントンとセシリア・ザンダラスキーなど、他球団が見落とした戦力が土台です。

もちろん、これは成功した側から見た物語でもあります。それでも、ロスターの総合力で王者を3連勝で下した事実は重く、ファイナルでも「層の厚さ」と「古巣を知る強み」は武器になるはずです。記事は、彼女たちなしでは「ここまで来られなかった」と結んでいます。

ファイナルをより楽しむために

今季のファイナルはヴァルキリーズとドリームの顔合わせです。ヴァルキリーズ側は、元ウィングスと元エーシズの選手が中心に残っています。誰が攻守の流れを変えるのか、特にストークスとバートンの守備には注目しておきたいところです。

引用:https://highposthoops.com/valkyries-beat-wings-aces-players-those-teams-didnt-want-stokes-burton

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