エンジェル・リース

リースの足踏みと30得点16リバウンド、ファイナル第2戦で割れた評価の裏側

 

WNBAファイナル第2戦で30得点16リバウンドを記録したリースの、攻撃中の振る舞いをめぐって賛否が割れています。ドリームは79対65でヴァルキリーズを破り、シリーズを1勝1敗のタイに戻しました。球団史上初のファイナル勝利です。

勝利の裏で拡散した1本の映像

リースは16本中10本のシュートを沈め、30得点、16リバウンド、3アシスト、2ブロックを記録しました。SportsCenterによると、ファイナルで30得点15リバウンド以上をマークしたのはリースで歴代3人目です。先にこの水準に達していたのは、ブレアナ・スチュワートとジョンケル・ジョーンズです。

その一方で、SNSでは1本の映像が広まりました。The Comebackによると、リースは味方からパスが来ずに足を踏み鳴らし、攻撃が続くなかでその場を離れました。OutKickのダン・ザクシェスキーは「プレーの途中で歩き去り、攻撃リバウンドのポジションに入らなかった」と批判しました。FOXニュース寄稿者のジェームズ・ガリアーノは「恥ずかしい。見ていられない」と投稿しました。

ザクシェスキー自身も、その後の投稿でリースが大きな夜を過ごしていると認めています。批判の矛先は試合全体ではなく、あくまで1つのポゼッションでの振る舞いに向いています。

擁護派が示した文脈

擁護の声も出ています。デイビッドソン大学のイサック・ベイリーは、WNBA史上屈指の支配的なパフォーマンスだったと指摘しました。スポーティング・ニュースのステフ・ノーは、ドリームが勝つにはリースがもっとボールを持つ必要があり、リース自身がそれを理解していると書きました。

ノーは続報で、リースとカイア・ストークスの間で繰り広げられた駆け引きという文脈が抜け落ちていると書き、リースを非難する声そのものを批判しました。1本の映像だけでは、40分間にわたる攻防の積み重ねは伝わりません。

スタッツが示すリースの要求の根拠

この論争を整理する鍵は、リースがボールを求めた理由にあります。ドリームは第1戦を落としており、第2戦を落とせば0勝2敗で本拠地アトランタに戻る展開でした。その試合でリースは成功率62.5%でシュートを決め、リバウンドでも16本を拾っています。ボールを預ければ得点が生まれる状態だったことは、数字が証明しています。3アシストと2ブロックも加え、得点とリバウンド以外でも試合に関与しました。シリーズは1勝1敗となり、リースの出来がそのまま流れを左右する構図が鮮明になりました。

ファイナルで30得点16リバウンドを残した選手は、リースのほかにスチュワートとジョーンズの2人だけです。歴代の名前と並ぶ内容を残した以上、ポゼッションごとに自分へボールを集めるよう求める姿勢には、スター選手としての筋が通っています。

足踏みは勝ちたい執念の裏返し

1本のプレーを切り取れば、離脱は褒められた行動ではありません。攻撃リバウンドの位置取りを放棄すれば、味方のシュートミスから生まれる2次攻撃の芽が消えます。ただ、その1本で試合の流れは変わらず、ドリームは14点差で勝ち切りました。

ファイナルは1つの感情的な瞬間が全国に拡散する舞台です。リースは30得点16リバウンドという結果で批判に答えました。足踏みの映像は、勝利への執念が表に出た1シーンです。評価を決めるのは、そのあとにリースが残した数字です。

引用:https://sports.yahoo.com/articles/terrible-look-angel-reese-sparks-211006649.html

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