ヤニス

『ヤニスは悪者になりたくなかった』——リバースが明かしたバックス退団劇の裏側

 

元バックス監督のドック・リバースが、ビル・シモンズのポッドキャストでヤニス・アデトクンボのバックス退団劇の内幕を語りました。公の場でヤニスが見せた姿勢と、水面下の動きは食い違っていました。リバースは「ヤニスは出ていきたかった。でも彼はバックスの一員で、悪者になりたくなかった」と述べました。ヤニスは今季、ヒートでプレーしています。

リバースが語った「ゲーム」の中身

ESPNによると、リバースは木曜日に配信された同番組で、ヤニスがGMのジョン・ホーストとオーナーのウェス・エデンスらに「君をトレードする」と言ってほしかったと語りました。リバースはそのやり取りを「それが行われていたゲームだった」と表現しました。

ヤニスの人物像についても語っています。リバースは「ヤニスのことは大好きだった。選手としてより、人として好きだった」と述べました。プレースタイルについては、猛烈なペースでリムに向かう「ダウンヒル」の選手だと説明しました。「素晴らしいパス能力はあるが、同時に超一流の判断力があるわけではない」「すべてのプレーで強引に行こうとする」と語りました。

さらに、ヤニスは自分で決められるので、遂行力を磨く必要がなかったと指摘しました。「遂行力を身につけてほしかった」と述べ、「ヤニスは自分をチームに捧げるべきだった」と語りました。

退団劇の経緯と、リバースのバックス3年間

ESPNによると、ヤニスは昨季を通じて複数のメディアに「バックスにコミットしている」「トレードは絶対に要求しない」と語っていました。一方で、ESPNのシャムズ・シャラニアの取材によると、ヤニスと代理人のアレックス・サラトシスは2025年5月からバックスに、トレードを望み、別れが双方にとって最善だと申し入れていました。

バックスはヤニスとボビー・ポーティスをヒートに放出し、タイラー・ハーロー、ケル・エル・ウェア、ジェイミー・ジャケスJr.、カスパラス・ヤクシオニスと、1巡目指名権3つ、ピック交換1つ、2巡目指名権1つを受け取りました。

リバースはバックスで3シーズンを指揮し、通算97勝103敗、プレーオフは2年連続の1回戦敗退でした。2025-26シーズンは2015-16シーズン以来初めてプレーオフを逃し、レギュラーシーズン最終戦の翌日に退任が発表されました。リバースは2007-08シーズンにセルティックスでNBA優勝を果たした指導者で、現在は9月からNBCの解説者を務めており、再びコーチをする予定はないと語っています。

ヒートで始まった新章と、リバースの指摘の重み

ヤニスのヒートでの1年目は、スロースタートです。ヒートはここまで3勝6敗で、直近ではウォーリアーズに100対120で敗れています。ヤニス個人は平均27.3点、12.7リバウンドでチームの得点とリバウンドの両部門でトップに立っています。

数字を見る限り、ヤニスの個人成績は申し分ありません。それでもチームが3勝6敗にとどまっているのは、リバースが課題に挙げた「遂行力」を磨く作業が、まだ途中だからです。リバースが「世界屈指」と評したエリック・スポールストラ監督のもとで、ヤニスが遂行力を身につけられるかが、ヒート再浮上の最大の条件です。ヒートはヤニスと引き換えにハーローらを手放しており、個人の数字だけでは結果に結びつきません。ヤニスが練習とシュートアラウンドで遂行力を磨き、個の力を組織の力に変えたとき、ヒートの順位は上向きます。

引用:https://www.espn.com/nba/story/_/id/50399276/doc-rivers-giannis-antetokounmpo-bucks-exit-coaching-star

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