ステフィン・カリーが、WNBAを制したゴールデンステート・バルキリーズについて語りました。Roundtable Sportsによると、カリーはチームの未来を「ずっと存在し続ける、願わくはもっと長く」と表現し、築かれたコミュニティがその根拠だと述べました。創設2年目での優勝を、同じ街のウォリアーズを率いるスターがどう受け止めたのか。その言葉から、バルキリーズの現在地が見えてきます。
カリーが語った「旅」と、現地で見届けられなかった第7戦
カリーは、2025年に初めてバルキリーズの試合を観戦した日からの歩みを「旅」と呼びました。ファンの熱量や試合の演出に触れた最初の体験から、チームが2年目で頂点に立つまでの速さを、興味深い物語として追ってきたと明かしています。
拡張ドラフトで保護リストから外れた選手たちの物語にも触れ、ギャビー・ウィリアムズの名前を挙げて称えました。カリーは第7戦をチェイス・センターで観戦できませんでしたが、チームが決着をつけた一日は「全体を通して特別だった」と述べています。第2戦はコートサイドで娘のライアンと一緒に観戦しており、第7戦のあとにはウィリアムズとチームへの祝福をInstagramに投稿しました。
数字で振り返る、2年目の優勝
バルキリーズはアトランタ・ドリームを4勝3敗で下し、2026年のWNBA王者になりました。第1戦は68対64、第4戦は67対62、第5戦は64対55とロースコアの接戦を制し、ドリームには第2戦で14点差、第3戦で26点差をつけられた一方、第6戦も落としました。第7戦のハーフタイムはドリームが30対24でリードしていました。
流れを変えたのがウィリアムズです。前半はわずか2点でしたが、後半だけで28点を奪い、これはWNBAのポストシーズンで1ハーフとして最多の得点です。第3Qには3ポイントを3本続けて沈め、バルキリーズに後半初のリードをもたらしました。ベロニカ・バートンは10得点11リバウンド5アシスト、カイア・ストークスは13リバウンドでそれぞれ貢献しています。ナタリー・ナカセHCはウィリアムズをチームのクローザーと呼び、ファイナルMVPが本当のMVPだと語りました。敗れたドリームは、2010年、2011年、2013年、2026年と、ファイナル進出4回すべてで頂点に届いていません。
拡張ドラフトから始まった物語と、カリーの言葉の重み
バルキリーズの拡張ドラフトは2024年12月6日に行われ、シアトルを除く11球団から1人ずつ保護外の選手を指名しました。そのうちバートン、ケイト・マーティン、イリアナ・ルペール、チェチーリア・ザンダラシーニの4人が2026年のロスターに残っています。2025年のチームはナカセHCのもとで23勝21敗を記録し、WNBAの拡張球団として初めて1年目でプレーオフに進みました。1回戦の初戦はミネソタに101対72で敗れています。
そのチームが、2026年4月にウィリアムズを獲得して2年目に王者になりました。GMのオヒーマ・ニャニンは、2年目のチームをウィリアムズが選んでくれたことは「すべてを意味する」と声明で述べています。保護リストから外れた選手たちを軸にした顔ぶれに、シアトルで4シーズンを過ごし、2025年にオールスターへ選ばれたウィリアムズが加わった構図です。
カリーの発言が重いのは、NBAの強豪を長年支えてきた当事者が、数字や優勝リングではなくコミュニティを存続の根拠に置いた点です。第7戦を現地で見られなかったカリーが、それでも祝福を送り「長く続く」と言い切った事実が、このタイトルがチーム単体の成功にとどまらず、街の財産になったことを示しています。バルキリーズは今後、ベイエリアの定番として根づきます。

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