ケイトリン・クラーク

891得点とDKS株6.6%高、クラークがディックスとフットロッカーの顔になった転機

 

ディックス・スポーティング・グッズは11月4日(水)、ケイトリン・クラークと複数年のパートナーシップを結んだと発表しました。Fox Businessによると、契約はディックスとフットロッカーの両方を対象にした独占契約で、どちらの企業にとっても、アスリートをブランドパートナーとして迎えるのは初めてです。

クラークは今季がWNBA3年目でした。リーグの商業価値を押し上げてきた存在が、全米規模の小売チェーンと靴の専門店を同時に背負う形になります。

契約の中身と本人・経営陣の言葉

契約の対象はフットウェアとアパレルです。クラークは自身のシグネチャーフットウェア、アパレル、製品ラインに向けた国内外のキャンペーンや、カスタムのプロモーションに関わります。さらに、店舗とデジタルでの体験企画、ファン向けのイベント、各種の出演、地域プログラムにも参加します。

クラークは「成長する間、ディックス・スポーティング・グッズはどのスポーツシーズンが始まる前にも必ず立ち寄る場所でした」と語りました。両社にとって最初のブランドパートナーになることについては、「本当に特別な、原点に戻る瞬間」と表現しました。

ディックスのエグゼクティブ・チェアマン、エド・スタックは、クラークには「人々を奮い立たせる素晴らしい力がある」と述べ、ディックスの幅広い事業でファンとつながっていると語りました。クラークの関心はバスケットボールにとどまらず、ゴルフ、フットボール、サッカー、野球、ソフトボールにも及ぶとも明かしています。最高マーケティング責任者のエミリー・シルバーは、クラークがバスケットボールに「並外れた影響」を与えてきたと述べ、今回の提携はスポーツが自信を育て人生を変えるという会社の信念の表れだと語りました。

891得点が裏付ける商品価値

Fox Businessによると、クラークは今季40試合で891得点を挙げ、WNBA史上のシーズン最多得点記録を更新しました。従来の記録はダイアナ・トーラジーの860得点で、31点上回った計算です。1試合平均にすると約22.3得点になります。

シアトル・ストームとの試合では45得点を記録し、フィーバーの1試合最多得点記録も塗り替えました。プレーオフでは、WNBA史上初めて1試合で25得点以上と15アシスト以上を同時に記録した選手になりました。

発表当日、ディックスの親会社であるDKSの株価は、Fox Businessが示した時点で146.12ドルでした。前日比9.05ドル、6.60%の上昇です。1日の値動きだけで契約の価値は測れませんが、クラークの名前が出た日に株が買われた事実は、市場が彼女の集客力を数字で受け止めたことを示します。

売り場を一人に絞った判断の意味

これまでのクラークの商業的な価値は、シューズやアパレルといった個別の商品の発売で語られてきました。今回の契約は、商品の作り手ではなく売り場の側が、自社の顔を一人のバスケットボール選手に預けた点に新しさがあります。店頭、アプリ、ファン向けイベントまで一本の線でつながるため、クラークの試合を見て興味を持った人が、そのまま購入まで進む導線が太くなります。

891得点という数字は、その導線に説得力を与えます。得点記録を更新し、プレーオフで前例のない得点とアシストの組み合わせを残した選手が、小売の最前線に立ちます。クラークはコートの外でも、リーグの商業面の中心に立ち続けます。

引用:https://www.foxbusiness.com/sports/caitlin-clark-becomes-first-ever-brand-partner-dicks-sporting-goods-foot-locker

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