2027年の女子バスケットボール殿堂入りクラスが発表されました。選ばれたのはダイアナ・タウラシ、サンディ・ブロンデロ、マイク・ティボー、ディー・カントナー、ジュディス・ホランド博士、モリー・ボーリン・カズマーの6人です。ESPNによると、殿堂入りセレモニーは2027年6月26日にテネシー州ノックスビルで開かれます。
10646得点の女王と、二つの頂点を知る指導者
ESPNによると、タウラシはWNBA歴代最多の通算10646得点を記録しています。フェニックス・マーキュリーで3度のWNBA優勝を果たし、2009年にMVPを獲得しました。ファイナルMVPは2度、オールWNBAファーストチームには10度選ばれています。2024年シーズンを20年目で終えて引退しました。UConnでは全米大学王者に3度輝き、五輪金メダル6個、FIBAワールドカップ金メダル3個、ユーロリーグ優勝6回を重ねています。
ブロンデロは選手としてWNBAで5シーズンを過ごし、指導者としては今季が14シーズン目でした。2014年にタウラシ擁するマーキュリーでWNBA優勝を果たし、2024年にはニューヨーク・リバティを球団初の優勝へ導きました。今季は新規参入のトロント・テンポの指揮を執っています。オーストラリア代表監督として2024年五輪で銅メダルを獲得し、選手としてもオーストラリア代表で五輪メダルを3つ手にしました。
ティボーはコネチカット・サンを10シーズン、ワシントン・ミスティクスを10シーズン率い、2019年にミスティクスをWNBA優勝へ導きました。通算379勝はWNBA史上2位です。二つの球団でそれぞれ10シーズンずつ指揮を執った継続力が、この勝利数を支えています。
コートの外側と黎明期を支えた3人
カントナーは全米大学女子のファイナルフォーを26回担当した審判です。NBAが最初に採用した女性審判2人のうちの1人で、2000年シドニー五輪でも笛を吹きました。WNBAの審判を統括した経歴を持ち、現在はESPNで女子バスケのルール解説者を務めています。
ホランド博士は1970年代のUCLA女子スポーツの設計者です。AIAWの会長を務め、NCAA女子バスケットボール委員会の委員長も担いました。ボーリン・カズマーは1970年代後半から80年代初頭にかけて女子プロリーグWBLで活躍した得点源で、1979-80シーズンには平均32.8点を記録しています。
WNBA以前から現在までが一本につながる顔ぶれ
今回のクラスは、WNBAが生まれる前のWBLを走った得点源、大学スポーツの制度を築いた管理者、審判、指導者、そしてリーグ最多得点者という並びです。女子バスケがどこから積み上がってきたかを、6人で一通りたどれます。選手だけでなく審判と管理者が同じ年に名を連ねたことは、競技が試合の中だけで成り立っていないことをはっきり示しています。
とくにブロンデロとタウラシは、2014年の優勝を共有したうえで同時に殿堂入りを決めました。ティボーの379勝とタウラシの10646得点は、いずれも現役世代が簡単には塗り替えられない数字です。タウラシは3つの大学タイトル、6つの五輪金メダル、3つのワールドカップ金メダルまで含めて、一人で個人キャリアの全ジャンルを制した存在です。指導者のブロンデロは、選手としてのメダル3つに加えて監督としても五輪表彰台に立ち、二つの立場で頂点を知っています。ブロンデロが今季ゼロから立ち上げたトロント・テンポを率いながら殿堂入りを迎える点も、WNBAの拡張期と歴史の重なりを象徴しています。2027年6月のノックスビルは、WNBAの歴史が一つの節目を迎える場になります。
引用:https://www.espn.com/wnba/story/_/id/50396640/2027-women-basketball-hall-fame-class-announced

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