「100%リング狙いでした」——ウィリアムズが明かした移籍の本音と、ラコブの「負けない」の一言

 

ギャビー・ウィリアムズは、昨春のフリーエージェントで「100%、リングを追いかけていました」と明かしました。ウォリアーズのオーナーであるジョー・ラコブから電話を受け、バルキリーズ行きを決めた経緯も語っています。

Yahoo Sportsが転載したPro Football Networkの記事によると、発言はスー・バードのポッドキャスト「Bird’s Eye View」で飛び出しました。ウィリアムズは、トルコのフェネルバフチェでプレーしていた時期にラコブから連絡を受けたと話しています。ラコブは電話で「私は負けない。私は負けない」と繰り返しました。ウィリアムズはこの電話を決断の分かれ目と位置づけ、ラコブを「転換点」と呼びました。

電話一本が決め手になった、移籍の舞台裏

ウィリアムズは、それまでのWNBAでのシーズンが同じ形の失望で終わり続けていたと振り返りました。優勝を狙える環境を探していたところに、「負けない」と断言するオーナーが現れた形です。

ラコブは2023年のフランチャイズ発表の場で、5年以内の優勝を目標に掲げていました。2024年10月にはヘッドコーチのナタリー・ナカセにも同じ目標を伝えています。当時シアトルに所属していたウィリアムズは、この公約を聞いて「もう少し長く残ってもいいかもしれない」と考えたと話しました。ラコブについては「勝ちたい人」だと語っています。

2025年にはシアトルがコア指定を使い、ウィリアムズとの独占交渉権を握りました。ナカセはトルコまで足を運んで口説きましたが、この年のバルキリーズとの契約には至っていません。2026年はラコブ、ナカセ、ゼネラルマネージャーのオヘマ・ニャニンの3人がそろって交渉に臨み、ラコブは「ゴールデンステートで王朝を築きたい」と訴えました。契約は4月に発表されました。

数字が証明した「リング狙い」の正しさ

結果は、ウィリアムズの賭けの完勝です。バルキリーズは2年目で32勝12敗を記録し、西カンファレンス2位でプレーオフに進みました。守備は1試合あたりの失点75.1点でリーグ最少です。

ウィリアムズ個人は、キャリア最高の平均14.4点を記録し、3ポイント成功率は34.2%でした。守備の最優秀選手賞の投票では2位に入っています。2025年にシアトルで平均11.6点、リーグトップの1試合2.3スティールを挙げていた選手が、移籍1年目でさらに数字を伸ばしました。

10月31日、チェイス・センターで行われたファイナル第7戦で、バルキリーズはドリームを68-63で下しました。ウィリアムズは30点を挙げ、フィールドゴールは23本中10本、3ポイントは8本中4本を沈め、4ブロックも加えました。ファイナルMVPに選ばれ、ラコブが掲げた5年計画を約3年前倒しで実現しました。

リング最優先の移籍が変える、これからのFA市場

ウィリアムズの発言で注目すべきは、移籍の動機を隠さず言い切った点です。優勝の可能性を最優先に選んだと公言しました。この率直さは、WNBAの選手が移籍先を選ぶ基準が変わりつつあることを示しています。

優勝したバルキリーズは、同じ論理でほかの選手も引きつける立場に立ちました。オーナー自らが電話をかけ、コーチとGMが同席して口説く体制は、勝利を求める選手にとって最も説得力のある提案です。資金力だけでなく、勝つ意思を示せる球団が、今後のFA市場で優位に立ちます。

ラコブの「負けない」は、ウィリアムズを動かし、実際に優勝へとつながりました。リングを目的に移籍を選ぶ選手と、それに応える球団の組み合わせが、次の勢力図を決めます。

引用:https://sports.yahoo.com/articles/100-ring-chasing-gabby-williams-133515199.html

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