現在WNBA全体で3番目に悪い3勝8敗の成績で苦戦しているシカゴ・スカイに、金曜日に朗報が舞い込みました。今季まだ一度も出場していないガードのモライア・ジェファーソンが、土曜日のフェニックス・マーキュリー戦に向けて「クエスチョナブル」(出場可能性50%)としてリストアップされたのです。
重要なローテーション選手の復帰可能性
ジェファーソンは足の怪我により今シーズンまだ一試合も出場していませんが、土曜日のマーキュリー戦で復帰する可能性が出てきました。これはスカイにとって大きな朗報となります。マーキュリーはリーグで3番目に良い10勝4敗の成績を誇るチームで、スカイにとってはステートメントを示す絶好の機会となるでしょう。
シカゴ・スカイの土曜日のフェニックス・マーキュリー戦に向けた選手状況レポートによると、「モライア・ジェファーソン(足)はクエスチョナブル」とされています。
ジェファーソンの価値と経歴
シカゴは昨シーズン中盤に、コネチカット・サンとのトレードでジェファーソンを獲得しました。この取引でスカイはマリーナ・マブリーを放出し、ジェファーソンに加えてガードのレイチェル・バナム、2025年1巡目ドラフト指名権、2026年1巡目指名権交換権も手に入れました。
ジェファーソンは2016年のWNBAドラフトでサンアントニオ・スターズ(現在のラスベガス・エーシズ)から全体2位指名を受けた選手です。UConn大学で4年間プレーした後、プロ入りしました。怪我がちではありますが、リーグで8シーズンを過ごしており(2019年は膝の怪我で全休)、1試合平均21.8分出場でキャリア平均8.5得点、3.3アシストを記録しています。
大学時代のジェファーソンは輝かしい実績を残しています。UConnで4年連続でNCAAチャンピオンシップを獲得し、ナンシー・リーバーマン賞を2度受賞しました。さらに2016年にはシニアシーズンにWBCA年間最優秀守備選手に選ばれています。大学キャリアを通算659アシストでハスキーズの歴代最多アシスト記録保持者として終えました。
チームの現状と期待
現在のスカイは、LSU出身で昨年オールスターに選出されたエンジェル・リースが2年目のシーズンで徐々に成長を見せており、サウスカロライナ大学で3年間プレーした2年目センターのカミラ・カルドーソも着実に進歩しています。
ジェファーソンの復帰は、チームのローテーションに大きな影響を与える可能性があります。彼女の経験豊富なプレーメイキング能力と守備力は、現在苦戦している若いスカイチームにとって貴重な戦力となるでしょう。
土曜日のマーキュリー戦は、スカイがシーズンの流れを変える重要な試合となる可能性があります。リーグ上位チーム相手に、ジェファーソンの復帰という戦力アップを得て、どのような戦いを見せるかが注目されます。
UConnでの輝かしい実績とプロでの経験を持つジェファーソンの存在は、若手中心のチーム構成において貴重なリーダーシップも提供できるはずです。足の怪我の状態次第ではありますが、彼女の復帰がスカイの今後の戦いに大きな変化をもたらすことが期待されています。
引用:YARDBARKER

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