38歳のベテランと28歳の得点源を交換?ESPNがデッドライン前の爆弾トレードを予測
WNBAトレードデッドライン(8月7日)を前に、シアトル・ストームが衝撃的な動きを見せる可能性が浮上しました。ESPNのケビン・ペルトン記者は、3度のWNBA優勝経験を持つアリーシャ・クラーク(38歳)をコネチカット・サンへ放出し、ガードのマリーナ・メイブリーを獲得するトレードを予測しています。
現在15勝11敗で5位につけるストームは、スカイラー・ディギンズ、ネカ・オグウミケ、ギャビー・ウィリアムズのオールスター・トリオを擁し、今すぐにでも優勝を狙える戦力を持っています。同時に、19歳の新人ドミニク・マロンガという将来のスター候補と、今年ジュエル・ロイドのトレードで獲得した2026年ドラフトの1巡目指名権3つを保有し、長期的な展望も明るい状況です。
サラリーキャップぎりぎりのストーム、クラークの年俸18万5000ドルが鍵に
ペルトン記者の予測によると、WNBAのサラリーキャップに非常に近い状況にあるストームは、クラークの年俸18万5000ドル分の枠を空けることで、メイブリー獲得の道筋をつけるとのこと。このトレードには、負傷中のケイティ・ルー・サミュエルソンと2026年の1巡目指名権1つも含まれ、再建中のコネチカットへ送られることになります。
28歳のメイブリーは、今年初めにサンへのトレード要求が却下された後も、15試合で平均14.7得点を記録。フィールドゴール成功率は36%と低調ですが、優勝を狙うチームへの移籍により、ノートルダム大学出身のスター選手の効率は向上すると見られています。
2023年シックスマン賞のクラーク、バイアウトで他の優勝候補へ?
一方のクラークは、2023年にラスベガス・エースの一員として3度目のWNBA優勝を果たし、同年のシックスマン・オブ・ザ・イヤーに輝いた実績を持ちます。2度のオールディフェンシブチーム選出歴もあり、2018年と2020年にはストームで優勝も経験しています。
もしトレードが実現した場合、4勝20敗で最下位に沈むサンとバイアウト合意に達すれば、他の優勝候補チームにとって貴重な戦力となることは間違いありません。
ストームがこのトレードに踏み切るかどうかは、現在の優勝争いと将来への投資のバランスをどう取るかにかかっています。バックコートのアップグレードを図りながら、将来性を大きく犠牲にしない柔軟性を持つストームの決断が、リーグ全体に与える影響は計り知れません。
38歳のベテランと28歳の脂の乗った選手の交換。世代交代を象徴するようなこのトレードが実現すれば、プレーオフレースに大きな波紋を呼ぶことになるでしょう。
引用:YAHOO!SPORTS

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