ルーキー、フロージェイ・ジョンソンがアンライバルドと複数年契約 NIL第1号からプレーヤーへ「一周回って戻ってきた」

 

WNBAのルーキーとして存在感を高めるフロージェイ・ジョンソンが、オフシーズンの3on3リーグ「アンライバルド」と複数年契約を結びました。リーグが月曜に発表したもので、ルーキーイヤーの真っ最中にオフコートの大型契約を勝ち取った形です。コートの内外で勢いに乗る若手が、女子バスケットの新しい収益エコシステムにしっかりと足場を築いた一歩であり、今後の女子バスケ界のキャリア像を象徴する動きだと感じます。

ストームで存在感、アンライバルドへ正式加入

フロージェイ・ジョンソンは現在、シアトル・ストームでルーキーシーズンを送っており、1試合平均11.4得点・2.3アシストを記録しています。これはナティーシャ・ハイドマン、ドミニク・マロンガに次ぐチーム3番目の得点ペースで、新人としては申し分のない立ち上がりです。そんな最中に発表されたのが、冬場に開催される3on3リーグ、アンライバルドとの複数年契約でした。WNBAのレギュラーシーズンとオフシーズンの稼ぎ場を地続きにする、現代の女子バスケ選手らしいキャリア設計だといえます。本人は声明で「アンライバルドと最初のNIL契約を結んだ頃から、選手として加わる今まで、この旅が一周して戻ってきたようで本当に感動的です」と喜びを語っています。NILの入り口からプレーヤーとしての本契約まで、約2年をかけて関係を育ててきた選手にとって、節目となる契約だったことがうかがえます。

NIL第1号からの2年越しの縁

今回の契約が興味深いのは、ジョンソンとアンライバルドの関係が一夜にして生まれたものではない点です。2年前の2024年、ジョンソンはペイジ・ベッカーズとともに、このリーグと最初のNIL契約を交わした2人のうちの1人でした。さらに2025年には、次世代の選手育成を狙う「Future Is Unrivaled」の枠組みにも加わっています。この同じ枠組みには、2026年ドラフト組のローレン・ベッツ、アジ・ファッド、オリビア・マイルズも名を連ねており、全体2位でミネソタ・リンクスに指名されたマイルズも、すでにアンライバルドと複数年契約を結んでいます。ジョンソン自身は大学では強豪LSUで名を上げ、今年のドラフトでは全体8位でゴールデンステート・バルキリーズに指名された後、ドラフト当日のトレードでストームへ移ったという経緯をたどりました。早くからリーグに目をつけられ、育成枠を経てプロ契約に至った流れは、アンライバルドが有望株を長期で囲い込む戦略を着実に進めていることの表れでもあります。

若手の「年間契約」が当たり前になる時代へ

アンライバルドは着実に存在感を増しています。リーグ関係者によれば、第2シーズンに参加した選手の9割以上が、2027年1月開幕予定の第3シーズンにも復帰する見込みだといいます。これほどの定着率の高さは、選手にとってこのリーグが信頼に足る稼ぎ場になりつつある何よりの証拠でしょう。WNBAのシーズンは比較的短く、これまで多くの選手がオフに海外リーグへ渡って収入を補ってきました。そこへ国内で完結する3on3リーグが選択肢として育てば、けがのリスクや長距離移動の負担を抑えながら、年間を通じて競技に集中できます。ジョンソンのように1年目から国内2リーグでプレーする道筋が一般化すれば、トップ選手の海外流出を抑える流れにもつながると考えます。若手のうちに複数年の安定した契約を確保できる環境は、選手生命やメンタル面の安心感という点でも大きな意味を持つはずです。

関連情報

ストームはマロンガら若い才能を抱え、今季の上位進出を狙うチームです。ジョンソンの成長はチームの浮沈を左右する要素のひとつであり、ルーキーながら主力に食い込むその活躍ぶりに、引き続き注目が集まります。最新の試合日程や放送・配信情報は、各配信サービスで確認しておくとよいでしょう。

引用:https://www.espn.com/wnba/story/_/id/49144811/storm-flaujae-johnson-signing-multiyear-deal-unrivaled

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