マブリー

53点の2日後にまさかの離脱─テンポのメイブリーが首の痙攣でマーキュリー戦を直前回避、勝てなかった新球団に募る不安

 

WNBA記録に並ぶ53得点をマークしたわずか2日後、トロント・テンポのメイブリーがまさかの欠場となりました。6月27日、本拠地スコシアバンク・アリーナで行われたフェニックス・マーキュリー戦で、メイブリーは試合直前のウォームアップ中に首の筋肉の痙攣を訴え、急きょスターティングメンバーから外れたのです。歴史的な一夜から中1日での離脱という知らせは、拡張球団として記念すべき初年度を戦うテンポにとって、上り調子の勢いに冷や水を浴びせる痛い展開となりました。最初に速報を目にしたときは「あの大爆発の直後に?」と、にわかには信じがたい思いでした。

記録的爆発の直後に襲った首の異変

メイブリーは6月25日、ロサンゼルス・スパークスを125-97で粉砕した一戦で、WNBAの1試合最多得点に並ぶ53得点を叩き出したばかりでした。現在は1試合平均21.2得点でリーグ4位タイにつける、まぎれもないテンポ最大の得点源です。そのエースがウォームアップ中に首を痛め、出場は不可能と判断されました。代役としてスターティングメンバーに入ったのは地元ハミルトン出身のキア・ナースで、12得点と奮闘しましたが、チームは89-80で敗れています。試合はリードが11回も入れ替わる接戦で、テンポは第3クォーターを終えて1点リードしていましたが、最終クォーターで力尽きました。看板スターを直前に失った影響が、勝負どころでじわりと効いた格好です。試合の詳細はカナディアン・プレスのリポートでも伝えられています。

拡張球団テンポを直撃した「負傷の連鎖」

メイブリーは6月20日にもコネチカット・サン戦でWNBAタイ記録となる3ポイント9本、キャリアハイの37得点を挙げており、6月だけで2度もリーグ記録級のパフォーマンスを披露していました。まさに乗りに乗っていた主砲です。しかもこの日のテンポは、得点源を欠いただけではありません。主力のブリトニー・サイクスと、高く評価される新人ガードのキキ・ライスもそろって負傷で欠場していました。指揮官のサンディ・ブロンデロは、メイブリーの欠場について「あれはきつかった」と振り返り、ローテーションが急きょ変わったことで試合運びが難しくなったと認めています。複数の主力を同時に欠く台所事情は、初年度のテンポが避けて通れない現実の厳しさを浮き彫りにしました。

7月5日までの“空白”は不幸中の幸いか

チームにとって救いは、次戦まで間隔が空くことです。テンポは7月5日にコカ・コーラ・コロシアムでダラス・ウィングスを迎えるまで試合がありません。首の痙攣は一般的に数日で症状が落ち着くケースが多く、得点の大半を背負うガードを慌てて復帰させるリスクを考えれば、この中断はむしろ好都合と言えます。ブロンデロも、心身ともにリフレッシュして戻ってきたいと前を向きました。9勝10敗と勝率5割を割り込んだとはいえ、26アシストを記録してボールをよく分け合い、先発5人全員が2桁得点を挙げるなど、主砲不在でも最後まで戦えた事実は次につながる収穫です。メイブリーがどの程度の期間で戻ってくるのか、その回復具合がテンポの夏を大きく左右することになります。

次戦は7月5日のウィングス戦

テンポの次の一戦は7月5日、本拠地でのダラス・ウィングス戦です。当然ながらメイブリーの状態が最大の焦点となり、復帰すれば再びリーグ屈指のスコアラーとしてのプレーが期待されます。新球団でありながら記録的な観客動員を続けているテンポだけに、看板スターの一日も早い復帰こそファンの一番の願いでしょう。最新の出場可否については、試合前に発表される負傷者リポートで確認することをおすすめします。記録ずくめの主砲が、今度はどんな形でコートに戻ってくるのか。続報を待ちたいと思います。

引用:https://www.tsn.ca/wnba/article/tempo-feel-effect-of-injuries-to-key-players-late-scratch-of-mabrey-in-loss-to-mercury/

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