「戻れて良い気分」両足首手術から全体練習に復帰したコリアー、首位リンクスにMVP級の切り札が帰ってくる

 

王者不在でも首位を走り続けるミネソタ・リンクスに、いよいよ最大の切り札が戻ってきます。両足首の手術を経て長期離脱していたナフィーサ・コリアーが、7月1日にチーム練習へ合流したことをリンクスが発表しました。昨季MVP投票2位のエースが戻れば、ただでさえ強いチームがさらに手がつけられなくなる──そんな予感を抱かせるニュースです。まずは「戻れて良い気分」という本人の言葉どおり、ここまでの回復は順調のようです。

両足首の手術から全体練習へ、数字で見るコリアーの存在感

リンクスは7月1日、コリアーがチーム練習および活動に復帰したと明らかにしました。両足首の手術からの回復は当初の想定どおり順調に進んでいるとのことです。同日はドルカ・ユハースも全体練習に戻っており、負傷離脱組が相次いで戻ってきた形になります。

コリアーの価値は数字が雄弁に物語ります。昨季は5度目のオールスターに選ばれ、1試合平均22.9得点・7.3リバウンド・3.2アシスト・1.6スティール・1.5ブロックを記録しました。さらにフィールドゴール成功率50%・3ポイント成功率40%・フリースロー成功率90%をすべて超え、WNBA史上2人目の「50-40-90」を達成しています。得点も守備もこなす二刀流であり、リーグ屈指のオールラウンダーであることは間違いありません。

なぜ離脱していたのか──2025年後半の相次ぐ負傷

コリアーの負傷は、いずれも2025シーズン後半に起きたものです。まず7月から8月にかけて右足首の負傷でおよそ3週間を欠場し、続いてプレーオフで左足首の靭帯3本を断裂する重傷を負いました。

手術は段階的に行われました。右足首は1月初旬に手術を受け、当初は復帰まで4〜6か月と見込まれていました。左足首の手術は3月24日。オフシーズンから開幕にかけての長いリハビリを強いられ、シーズン序盤を全休する結果となったのです。MVP級の主力が開幕から不在という状況は、本来であれば大きな痛手のはずでした。ESPNによれば、コリアー本人も離脱中は強い「FOMO(取り残される恐怖)」を感じていたと冗談交じりに語っています。

不在でも首位。合流はリンクスを“優勝本命”に押し上げるか

ところが現実は逆でした。コリアー抜きでもリンクスは15勝4敗と西地区首位を独走し、パワーランキングでも1位、優勝オッズでも単独本命に位置づけられています。この快進撃を支えているのがドラフト全体2位の新人オリビア・マイルズで、平均18.7得点・5.7アシストと即戦力どころかチームの心臓部として機能しています。コリアーがマイルズの成長を理由に「焦らず復帰時期を選べている」と話しているのも印象的です。

ここに二刀流のコリアーが加わればどうなるか。すでに完成度の高いチームに、攻守のバランスを一段引き上げる存在が戻るわけで、優勝候補としての格はさらに上がると見ています。一方で、復帰を急ぎすぎるリスクにも注意が必要です。全体練習への合流はあくまで一歩前進にすぎず、実戦復帰の具体的な日程はまだ示されていません。無理をして再発させれば元も子もない以上、リンクスがシーズン後半とプレーオフを見据えて慎重に起用時期を計るのは自然な判断でしょう。

今後の試合・観戦情報

首位リンクスの次戦は、現地7月4日にニューヨーク・リバティとのアウェー戦が予定されています。コミッショナーズカップを制したばかりのリバティとの上位対決は、コリアー復帰前のチーム力を測る絶好の物差しになりそうです。彼女が今季初出場を果たすのがいつになるのか、リンクスの一挙手一投足から目が離せません。

引用:https://www.espn.com/wnba/story/_/id/49237721/collier-back-practice-looks-boost-red-hot-miles-lynx

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