ロサンゼルス・スパークスが、フォワードのアリッサ・ピリと育成契約(プレーヤー・ディベロップメント・プール)を結び、古巣に呼び戻したことが分かりました。同時に、開幕から育成枠に名を連ねていたローラ・ジーグラーをウェーブ(契約解除)しています。派手なトレードや大型補強ではありませんが、2024年ドラフトで全体8位に指名された実力者が再びLAのユニフォームに袖を通すというニュースは、シーズン折り返しに向けたスパークスの本気度をのぞかせる一手だと感じます。
育成枠でのピリ復帰、ジーグラーとの入れ替え
今回の動きは、シンプルな枠の入れ替えです。スパークスはロースター外にいたピリを育成プールで再契約し、開幕時に同じ育成枠へ加えていたデンマーク出身、6フィート2インチ(約188センチ)のルーキー、ローラ・ジーグラーを外しました。ピリにとってスパークスは初めてのチームではありません。2025年シーズン、7日間契約を経てシーズン残りの契約を勝ち取り、5試合で平均3.2得点を記録しています。数字だけを見れば控えめですが、限られた出場時間の中でチームにフィットした実績があり、スパークスがオフシーズンに一度は資格提示(クオリファイングオファー)まで用意した相手でもありました。その提示を当時は受け入れずロースター外となっていた経緯を踏まえると、今回の再契約は両者の関係が続いていたことをうかがわせます。
アラスカ出身のスコアラー、ユタでの輝きとプロでの試練
ピリの経歴は、WNBAの多様性を象徴するものです。アラスカ州アンカレッジの出身で、アラスカ・ネイティブとサモア系のルーツを持ち、2024年のドラフトでミネソタ・リンクスから全体8位で指名されました。カレッジではUSCを経てユタ大学に移り、最終学年の2023-24シーズンには平均21.4得点をマーク。3ポイント成功率40.4パーセント、フリースロー成功率82.0パーセントと、サイズと確かなシュート力を兼ね備えたスコアラーとして高く評価されていました。しかしプロの壁は厚く、リンクスでは14試合の出場にとどまり、2025年7月にウェーブされます。その後スパークスに拾われたという流れでした。ドラフト上位指名から一転、育成契約でのキャリア再構築という現在地には、WNBAの競争の激しさがそのまま表れています。
30周年シーズンの折り返し、スパークスの狙いは
スパークスがこのタイミングでピリを呼び戻した背景には、フロントコートの層を厚くしたい思惑があると考えられます。育成プールの選手は本ロースターと行き来しながら実戦感覚を保てるため、故障者が出た際の即戦力候補として温存できるからです。すでにチーム内の事情を知るピリであれば、外部から新戦力を試すよりも立ち上がりが早いはずです。得点リーグ上位のケルシー・プラムがオールスター先発から漏れるなど、スパークスは決して順風満帆とは言えません。だからこそ、コスト効率の良い育成枠で”勝手を知った戦力”を確保する今回の判断は、地味ながら理にかなっていると見ています。ピリにとっても、ここで結果を残せば本契約への道が再び開けるだけに、残りシーズンは正念場になりそうです。
今後の試合・観戦情報
WNBAは2026年に30周年シーズンを迎え、リーグ全体の注目度がかつてなく高まっています。スパークスの残り試合日程や放送予定は、リーグ公式サイト(WNBA公式スケジュール)で確認できます。育成契約から這い上がろうとするピリが再びLAのコートに立つ姿を、ぜひチェックしてみてください。
引用:https://sports.yahoo.com/articles/sparks-bring-pili-back-player-001829445.html

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