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なぜレイカーズの新オーナーは10年で300億ドルを描くのか、その号砲

 

ロサンゼルス・レイカーズの新オーナー陣が、投資家向けの説明で「10年以内に球団評価額300億ドル」という目標を示していたことが、9月18日までに複数の米メディアの報道で明らかになりました。ジョシュア・クシュナー率いるスライブ・キャピタルと、ディズニー元CEOのボブ・アイガーが125億ドルでレイカーズの支配権取得に合意してから約4カ月、その先に描く成長戦略の輪郭が見えてきた形です。北米プロスポーツ史上最高額とされたこの買収劇は、コート上のニュースとは別に、フランチャイズの経営そのものを大きく変えようとしています。

300億ドルという目標、そして直近の数字

新オーナー陣が投資家向けに示した資料によれば、レイカーズの2026年の年間収益はおよそ6億8100万ドルにのぼる見込みです。そこから2037年末までに年間利益を少なくとも6億ドル規模へ引き上げ、球団評価額を300億ドルに到達させる計画だといいます。125億ドルという買収額自体が北米プロスポーツ史上最高額だったことを踏まえれば、10年で評価額を倍以上に押し上げる目標は、決して控えめな数字ではありません。成長の柱として挙げられているのが、国際展開と地元テレビ・配信権の新規契約で、放映権価値が現在の2倍になるという前提も織り込まれていると伝えられています。投資会社スライブ・キャピタルは、こうした施策の積み重ねによって評価額の上昇が現実的に見込めると投資家に説明しているとされています。

チケット価格に及ぶ影響、ブローカー排除という一手

この300億ドル計画と表裏一体で報じられているのが、チケット価格の上昇です。新オーナー陣は、ロサンゼルス・ドジャーズなど他球団の例にならい、転売ブローカーを介さない直接販売と、需給に応じてリアルタイムで価格が変動するダイナミックプライシングの導入を検討しているとみられます。これまでブローカーが得ていた差額をチーム側が直接回収できるようになれば、収益基盤の強化につながる一方で、ファンが支払う実質的な価格は上がる可能性が高いというのが専門家の見立てです。人気の低いカードでも安易に値下げせず、空席を許容してでもブランド価値を守る姿勢も、この戦略の一部だとされています。ファンにとっては短期的に観戦のハードルが上がる可能性がある一方、球団側にとっては収益構造を健全化する狙いがあるとみられます。

独自考察、勝敗と切り離された成長戦略

筆者として気になるのは、この300億ドル構想がコート上の勝敗とは切り離された、純粋なビジネス戦略として語られている点です。ルカ・ドンチッチを中心とした新体制のレイカーズがどこまで勝ち進むかとは別に、球団経営は確実に「収益最大化」へと舵を切っています。ファンにとっては複雑な感情を伴う話かもしれませんが、NBA全体で球団価値が急騰する中、レイカーズが評価額トップ集団に留まり続けるための布石と捉えることもできそうです。今後、他球団の評価額も連動して上昇していく可能性があり、レイカーズの動きはリーグ全体のビジネス基準を押し上げる引き金になるかもしれません。

今後の注目点

チケット価格の具体的な改定時期や、ダイナミックプライシングの導入範囲については、今後のオーナー陣からの正式発表が待たれます。新シーズンの本拠地クリプト・ドットコム・アリーナでの観戦を予定している方は、価格動向にも注目しておくとよさそうです。また、国際展開の一環として海外でのプレシーズンゲームや、地元テレビ局との放映権再契約交渉の行方も、この300億ドル構想の進捗を測る材料になりそうです。今後数カ月の発表からも目が離せません。

引用:https://sports.yahoo.com/articles/lakers-ownership-plans-reach-30-011354605.html

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