マイルスの台頭とコリアーが迎えた転機、リンクスに訪れる世代交代の号砲

 

ミネソタ・リンクスの絶対的エース、ナフィーサ・コリアーが、今シーズンのプレーオフを最後にリンクスのユニフォームを脱ぐかもしれない――そんな見方が海外メディアで浮上しています。コリアーは昨シーズン、1年契約のスーパーマックス契約を結んでおり、今オフにはどのチームとも交渉できる完全なフリーエージェントになります。8年間チームを支えてきた大黒柱の去就に注目が集まる中、驚きよりも「ついにこの日が来たか」という感覚を覚えたファンも少なくないはずです。リンクスというフランチャイズそのものの将来像を占う意味でも、見過ごせないニュースだと言えるでしょう。

直近の成績とシリーズの行方

コリアーは2019年ドラフトでUConnからリンクス入りした6位指名の選手で、これまでの8シーズンで209試合に出場し、平均18.2得点、7.8リバウンドを記録してきました。オールWNBAチームには4度選出され、MVP投票では2度次点に入るなど、リーグを代表するフォワードとして君臨してきた実績があります。そんな彼女が現在、リンクスの第1ラウンド、ニューヨーク・リバティとの3戦2勝制シリーズに臨んでいます。第1シードのリンクスが第8シードのリバティを迎えるGame1は日本時間9月28日午前3時にターゲット・センターで開始予定で、ABCで全米中継されます。このシリーズが、ミネソタでのコリアーの「最後の戦い」になる可能性があるというのが、今回浮上した見立てです。

マイルスの台頭という背景

リンクスがこの夏最も語られてきたのは、ルーキーのオリビア・マイルスの台頭です。マイルスは今シーズン平均19.7得点、6.0アシストを記録し、ケイトリン・クラークが持っていた新人シーズンの得点記録769点を771点に塗り替えるなど、オールWNBAレベルの活躍を見せてMVP投票でも票を集めました。コリアーが長年チームの精神的支柱であり続けてきた一方で、リンクスの主力の多くはすでに30代を迎えており、世代交代は避けて通れない局面に入っています。8年前、彼女がドラフトされた当時とは違い、今のリンクスにはマイルスという次の顔がすでに存在しているのです。

コリアー自身にとっても今シーズンは特別な1年でした。今夏の女子バスケットボールW杯ではアメリカ代表の3番手としてプレーし、金メダル獲得に貢献しています。国際大会でも主力として扱われてきた実績を考えると、彼女がリンクスを離れたとしても、獲得に動くチームが後を絶たないのは想像に難くありません。

フリーエージェンシーが変える勢力図

仮にコリアーが今オフに退団を選んだ場合、争奪戦に名乗りを上げるとみられているのがゴールデンステート・ヴァルキリーズや、新規参入が噂されるヒューストンの新球団です。コリアーほどの実績と得点力を持つビッグマンが市場に出れば、単なる補強にとどまらず、リーグ全体の勢力図を塗り替えるインパクトを持つと見ています。一方でリンクス側にとっても、マイルスを中心とした若いチーム作りへ舵を切る好機と捉えることもできるはずです。今回のプレーオフでコリアーが結果を残せば残すほど、リンクスとしては引き止めたい気持ちが強まり、逆に敗退が早ければ早いほど、双方にとって「区切り」としての意味合いが強まってしまう、というのが今のリンクスが置かれている複雑な立場だと感じます。コリアーがどのユニフォームで来シーズンを迎えるにせよ、彼女の得点力とリーダーシップがどのチームに渡るかは、来季のパワーバランスを左右する最大級の焦点になりそうです。

今後の試合・観戦情報

リンクス対リバティの第1ラウンドは、Game1が9月27日(現地時間、日本時間28日午前3時)、Game2が9月29日午後8時30分(ET、USA/CNBC中継)に予定されており、必要な場合はGame3が10月1日に組まれます。コリアーにとって特別な意味を持つかもしれないこのシリーズの行方に、引き続き注目です。

引用:https://highposthoops.com/napheesa-collier-might-be-playing-her-final-series-minnesota-lynx-free-agency

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