3P成功率41.7%、サンズが下した緊急補強という決断の舞台裏

 

サンズが、負傷離脱したマーク・ウィリアムズの穴を埋めるべく、フリーエージェントのデュオプ・リースと契約したことが分かりました。ESPNのインサイダー、シャムズ・シャラニアが伝えたもので、キャンプ開幕を目前に控えたタイミングでの補強となりました。センター陣の層の薄さが心配されていたサンズにとって、渡りに船の一手と言えそうです。

直近の動き:ウィリアムズ離脱とリース加入の詳細

発端は、ウィリアムズが自主トレ中に左肩の関節唇を損傷し、手術に踏み切ったことでした。ウィリアムズは今年6月に3年3800万ドルで残留契約を結んだばかりで、復帰までは最短でも5か月かかる見通しです。サンズはわずか2か月あまりでチームの生命線を欠くことになりました。開幕を2週間後に控えた中でのアクシデントだけに、フロントオフィスにとっては想定外の緊急事態だったはずです。

そこで白羽の矢が立ったのが、30歳のオーストラリア代表センター、リースです。1年の最低保証契約とみられ、複数球団からオファーがあったとも報じられています。リースは通算146試合で平均6.2得点2.6リバウンドと数字こそ地味ですが、3P成功率は通算35.7%、直近シーズンは限られた出場機会ながら41.7%を記録するなど、センターとしては貴重なシューティング力を備えています。

過去との比較:波乱続きだったリースのキャリア

リースの道のりは平坦ではありませんでした。LSU出身で2018年はドラフト外、その後6年間を海外リーグで過ごし、2023年のサマーリーグを経てトレイルブレイザーズと契約。二方向契約からロースター入りを果たしたものの、昨シーズンは32試合の出場にとどまりました。シーズン中にはヴィト・クレイチとの交換でホークスへトレードされましたが、移籍直後に足のストレス骨折で手術を受けることになり、そのまま解雇されるという不運に見舞われています。1年のうちに3球団を渡り歩いた計算で、決して順風満帆なキャリアとは言えません。

一方のサンズは、昨シーズン45勝を挙げてプレーオフ入りを果たしながら、1回戦でサンダーに屈しました。堅い守備と豊富な3P試投数を武器にした「粘り強さ」がチームカラーであり、リースのシューティング能力はそのスタイルに合致します。単なる守備専任型の控えではなく、フロアを広げられる存在として起用される可能性が高そうです。

今後の展望:主力はイゴダロとマルアックか

もっとも、ウィリアムズ復帰までの主力を担うのは、オソ・イゴダロと2年目のカーマン・マルアックになるとみられます。イゴダロは昨シーズン終盤にもウィリアムズ離脱時の穴を埋めた実績があり、ジョーダン・オット・ヘッドコーチの信頼も厚い選手です。一方のマルアックは、力強いサマーリーグでのパフォーマンスを経て、20歳ながら本格的なローテーション入りが期待されています。

リースの加入は、あくまで「保険」としての側面が強いと見るのが妥当でしょう。ただ、ケガ人の多いセンターというポジションで層を確保しておく判断は堅実です。実戦復帰の目安すら立っていないウィリアムズを待つ間、イゴダロとマルアックのどちらが主力に定着するのか、そこにリースがどう絡んでくるのかは、開幕ロースター構成を占ううえで見逃せない材料になります。キャンプは2週間後に開幕予定で、そこでの調整具合が最終的な采配を左右しそうです。

関連情報

サンズの2026-27シーズン開幕は10月中旬を予定しています。ウィリアムズの復帰時期や、リースが実際にロースター入りするかどうかは、今後のプレシーズンゲームで見極められることになります。

引用:https://www.si.com/nba/suns/onsi/phoenix-suns-sign-former-trail-blazers-center-after-mark-williams-injury

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