第1戦24点差の惨敗から一転、オガンボウェールが45得点でこじ開けた崖っぷちの第3戦への扉

 

現地9月30日、ダラス・ウィングスがゴールデンステイト・ヴァルキリーズを延長の末に108対100で下し、1stラウンド第2戦を制しました。主役はアリーク・オガンボウェールです。WNBAのプレーオフ史上最多となる45得点を記録し、シーズン終了まであと一歩だったチームを土俵際で踏みとどまらせました。第1戦は24点差で落としていただけに、ここまで劇的な巻き返しになるとは、試合前には誰も思っていなかったはずです。個人の記録と勝敗が同時にここまで噛み合う夜は、めったにありません。

45得点の中身を分解する

オガンボウェールの成績は、フィールドゴール23本中12本成功、3ポイント8本中5本成功、フリースロー18本中16本成功の45得点に、7リバウンド、4アシスト、3スティールが加わります。注目したいのはフリースローの18本という試投数です。外から決めるだけでなく、ドライブで相手のファウルを引き出し続けた結果が、得点の3分の1以上をフリースローが占める内訳につながりました。

さらに、第4クォーターと延長だけで22得点を挙げています。試合は前半を終えてウィングスが50対45とリードしていましたが、後半にヴァルキリーズが追い上げ、レギュラータイム終盤にオガンボウェールが同点の3ポイントを沈めて延長に持ち込みました。ヴァルキリーズ側はアリーシャ・クラークがベンチから21得点を挙げ、前半だけで18得点だったギャビー・ウィリアムズとともに最後まで食い下がっています。

一方でペイジ・ベッカーズは3本成功の13本中、10得点にとどまりました。エースが不発の夜に、もう一人のエースが45点を取る。ウィングスの二枚看板の役割が、この試合でははっきり入れ替わった格好です。

オガンボウェール本人は試合後、第1戦は積極性が足りず、受け身になってしまったと振り返り、今回は攻めると決めて臨んだと話しています。さらに別の場面では、時間が少なくなっていく状況が好きなのだと思う、という趣旨の言葉も残しています。数字だけでなく、この割り切りこそが45点の土台だったのかもしれません。

過去の記録との比較

これまでのWNBAプレーオフ1試合の最多得点は、2010年にアンジェル・マッコートリーが記録した42点でした。オガンボウェールは16年ぶりに、その記録を3点更新したことになります。CBSスポーツによれば、敗退がかかった試合で勝利に結びつく形で40得点以上を挙げた選手は、彼女が初めてです。

つまり今回の45点は、単なる大量得点ではありません。負ければシーズンが終わる状況で、しかも前の試合で24点差の大敗を喫した直後に出た数字です。29歳のスコアラーにとって、キャリアの代名詞となる一戦になったと言って差し支えないでしょう。

勝負の第3戦をどう見るか

シリーズは3戦2勝方式の1stラウンドで、勝者総取りの第3戦は現地10月2日の金曜日、サンフランシスコで行われます。試合時間は要確認です。ウィングスは敵地での一発勝負になります。

最大の焦点は、ヴァルキリーズがオガンボウェールにどう対応してくるかです。リーグ屈指のディフェンスを誇るチームだけに、ダブルチームやフィジカルな守りで第1戦のように封じにかかる可能性は高いでしょう。そのとき、10得点に終わったベッカーズのシュートがどれだけ戻るかが勝敗を左右します。ベッカーズがリズムを取り戻し、オガンボウェールの負担が分散されれば、ウィングスにも十分に勝機があります。

個人的には、45点の疲労がどれだけ残るかも気になります。延長までもつれた激闘から中1日を挟んでの一発勝負です。体力面のマネジメントも含めて、ウィングスのベンチワークに注目したいところです。

関連情報

第3戦の勝者は準決勝へ進みます。ファンの間では、オガンボウェールの45点を超える試合がもう一度見られるのか、それとも守備で勝つヴァルキリーズが雪辱するのか、意見が分かれそうです。皆さんはどちらに賭けますか。

引用:https://sports.yahoo.com/articles/arike-ogunbowale-saves-wings-season-045304760.html
参考:https://www.cbssports.com/wnba/news/wnba-playoffs-winners-and-losers-dream-mystics-wings-valkyries/

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