エンジェル・リース

19%から39%へ、リースが開幕2週間前に踏み切ったシュート改造の舞台裏

 

アトランタ・ドリームのエンジェル・リースが、シュートを作り変えたシーズンの成果をファイナルに持ち込みます。ヤフー・スポーツによると、リースの3ポイント成功率はレギュラーシーズンの19%からプレーオフの39%へ跳ね上がりました。変化のきっかけは、カール・スメスコ ヘッドコーチと取り組んだシュートフォームの改造です。

3ポイント成功率が倍になったプレーオフ

リースはニューヨーク・リバティとの準決勝を3連勝で突破しました。ヤフー・スポーツによると、このシリーズでの平均は20.7得点、フィールドゴール成功率48%、フリースロー成功率89%です。ドリームの勝利の平均点差は5点で、リースの得点が接戦の勝敗を左右する場面が続きました。

3ポイントを沈めた本数は、3試合でわずか4本です。本数は多くありませんが、シーズン中に19%だった選手が打ったシュートを決め続けた事実は重く、プレーオフ全体の39%という数字はサンプルが小さいとはいえ、相手ディフェンスに「打たせてよい選手」と見なされにくくなったことを示します。

リース本人は、現在の感覚をこう語りました。「今はとても簡単です。自信は突き抜けています」。試合での感覚についても「打つときは、練習のように感じます」と述べています。

開幕2週間前に始まった、時間のない改造

改造は余裕のある環境で進んだわけではありません。労使協定が結ばれたのはシーズン開幕の2週間ほど前で、リースとスメスコが一緒に取り組み始めたのもそこからです。スメスコは、短い期間の中で現実的な計画が必要だったと説明しました。

スメスコはリースに、シュートを変えるのは簡単ではないと最初に伝えていました。その言葉どおり、レギュラーシーズンの数字は19%にとどまりました。一方でスメスコは、オールスター休暇までに改善が見られると予想しており、ヤフー・スポーツによると、リースのシュートは実際にその時期までに良くなりました。

スメスコは改造の前提をこう語りました。「彼女が大きな変更を受け入れる姿勢がなければ、うまくいきませんでした」。さらに「試合が行われる2週間前にシュートを大胆に変えようとする選手がどれだけいるでしょうか」とも述べています。

練習でのエピソードもあります。スメスコによると、リースはある練習でシュートを何本も外したあと、連続で決め、チームメートから歓声が上がりました。スメスコは、仲間の前でプレッシャーに耐えられるなら、満員のアリーナでも耐えられるという考えで見守ったと説明しています。ただし、フォームの具体的な技術変更の中身は明かされていません。

守備賞の選手が3ポイントを持つ意味

リースはドリームで43試合に出場し、レギュラーシーズンは平均16.4得点、12.1リバウンドを記録しました。最優秀守備選手賞も獲得しています。リバウンドと守備で評価を築いた選手に外のシュートが加わると、相手は守り方を選べなくなります。

ゴール下で体を張るリースに対し、これまで相手はペイントを固め、外のシュートは打たせる守り方を取れました。3ポイントに脅威が生まれれば、ダブルチームの位置もヘルプの距離も変わります。ドリームのオフェンスにとって、リースの39%は数字以上にスペーシングを広げる材料です。

リースとスメスコは、シュートの作業をこれからも続けます。スメスコは「可能性は無限です」と語り、「すでにずっと打ちやすくなっています」とも述べました。2027年シーズンには、リースが安定した3ポイントの脅威になる可能性があります。ファイナルでヴァルキリーズの守備が最初に直面するのは、打たせてよかったはずのリースのシュートです。

引用:https://sports.yahoo.com/articles/wnba-finals-angel-reese-trusted-095906653.html

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