カニンガムが、WNBAファイナル直前のタイミングでリースの激しいプレーに公然と疑問を投げかけました。笛が鳴ったあとの接触を名指しし、「どちらかは吹かれるべきだった」と語っています。
問題にした2つのプレー
EssentiallySportsによると、カニンガムが取り上げたのは10月9日のセミファイナル、ドリーム対リバティの2場面です。1つ目は第3Q残り2分を切った場面で、スコアは62対62でした。スチュワートがドライブし、ハワードにファウルが宣告されました。笛が鳴ったあとにリースがスチュワートへ飛び込んで進路を塞ぎ、スチュワートはコートに倒れました。
2つ目は残り7分11秒、ドリームが1点を追っていた局面です。ルーズボールの競り合いでフルタイムアウトが宣告されたあと、リースが床に飛び込んでリバティの選手の足元へ突っ込みました。笛はすでに鳴っていました。どちらのプレーにもテクニカルファウルやフレグラントファウルは宣告されていません。
カニンガムは共同司会者のドリュー・ハンロンと映像を見返しながら、「笛が鳴ったあとに人を叩いてはいけません」と語りました。さらに「膝や足首に飛び込む選手を見ると、ちょっと嫌な気分になります」と述べ、「どちらかは吹かれるべきです」と言い切りました。ドリームの粘りと気迫は称えたうえで、足元への飛び込みには抵抗があると明かしています。
カニンガムが言葉に重みを持たせる背景
カニンガムの発言には実体験があります。2025年8月、サン戦でブリア・ハートリーが倒れ込んで脚にぶつかり、MCLを断裂してシーズンを終えました。膝や足首への接触に敏感なのは、その経験が根にあるからです。
数字も議論の材料になります。EssentiallySportsによると、リースはプレーオフで1試合平均4回近くのファウルを記録し、今ポストシーズンのテクニカルファウルは2つです。4つ目で自動的に1試合の出場停止になります。24歳のリースは、ドリームを2013年以来のファイナルへ導いた中心選手です。ただし、今回の2プレーはいずれも反則として記録されていません。
この種の議論は、反則の基準が試合ごとに揺れることで過熱します。笛のあとの接触は、ノーコールが続けば許容ラインが下がり、1度でも厳しく吹かれれば一気に締まります。カニンガムが「どちらかは吹かれるべきだった」と語ったのは、基準の線引きを求めたものです。リース個人への批判にとどまる話ではありません。
ファイナルに持ち込まれる火種
ドリームはリースの運動量と圧力を土台に勝ち上がってきました。そのリースがファウルトラブルや出場停止の線に近づけば、チームは最大の武器を失います。反則を恐れて強度を落とせば、持ち味が薄れます。ファイナルで問われるのは、この綱渡りをどこまで制御できるかです。
ドリームの相手は、セミファイナルで前年王者エーシズを3勝0敗で破ったゴールデンステート・ヴァルキリーズです。審判団はシリーズ序盤から、笛のあとの接触をどこまで許容するかの基準を示す立場に立たされます。
リースの持ち味は、ルーズボールに体を投げ出す執念とリバウンドへの激しさです。その強度を保ったまま、笛の後の動作だけを抑える調整ができるかが、第1戦から問われます。カニンガムの指摘は、審判の目と対戦相手の警戒心を一段引き上げました。テクニカルが2つ積み上がっているリースにとって、笛のあとの1アクションがシリーズの流れを左右する分岐点です。
引用:https://sports.yahoo.com/articles/dangerous-sophie-cunningham-raises-safety-031850980.html

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