アトランタ ドリーム カール・スメスコ WNBAファンブログ

0勝9敗の過去と13年の空白、ドリームが初優勝へ踏み出した執念の道のり

 

アトランタ・ドリームは2026年のWNBAプレーオフで、ワシントン・ミスティクスとニューヨーク・リバティを連続で下してファイナルに進みました。球団創設は2008年で、まだ優勝を経験していません。Winsidrによると、ドリームは過去3度のファイナル(2010年、2011年、2013年)をいずれもスイープで落とし、ファイナルの通算成績は0勝9敗です。2013年を最後に途絶えた舞台に、13年ぶりに戻ってきました。

13年ぶりの舞台と、今季の数字

今季のドリームはレギュラーシーズンで30勝を挙げ、球団記録に並びました。順位は第4シードです。オフには、アンジェル・リースを加えました。シーズン終盤にはデワナ・ボナーを獲得し、層を厚くしています。レイン・ハワード、アリーシャ・グレイ、ブリオナ・ジョーンズ、ナズ・ヒルモン、ジョーダン・カナダは再契約で残しました。ジョーンズはシーズンの大半を欠場しました。

プレーオフでは2ラウンドを負けなしで突破しました。1試合の3ポイント成功数は平均9.4本です。対するゴールデンステート・ヴァルキリーズは10.5本です。レギュラーシーズンの対戦ではドリームが0勝3敗で、3ポイント成功率は28.1%、1試合の成功数は6.0本にとどまりました。ファイナル第1戦もヴァルキリーズが勝っています。ガビー・ウィリアムズが26点、4リバウンド、2アシストでゲームトップの得点を挙げ、第4Qは17対8でヴァルキリーズが上回りました。

2013年から2025年までの長い低迷と再建

2013年のドリームはアンジェル・マッコートリー、エリカ・デ・ソウザ、ティファニー・ヘイズを軸に17勝17敗で、1試合平均10.2スティールでリーグ1位でした。ファイナルの相手はミネソタ・リンクスです。リンクスは同年に8敗しかせず、2017年までに4度の優勝を果たしました。ヘイズはその年のプレーオフで平均12.4点、4.5リバウンドを記録しています。

その後のドリームは安定しませんでした。2014年は19勝15敗で1回戦敗退、2015年はプレーオフを逃しました。2017年はマッコートリーが健康上の理由で全休し、12勝22敗に沈んでいます。2018年にリーグ2位の成績を残しましたが、2回戦でミスティクスに敗れました。2019年から2021年は、いずれのシーズンも勝利数が8以下で、ヘッドコーチは3人が入れ替わりました。

転機は2022年です。ドリームは1巡目全体1位の指名権を獲得し、ハワードを指名しました。同じ年にヒルモンも指名しています。ヘイズは2022年に、2023年ドラフト全体6位の指名権と引き換えにトレードで出ています。2023年にはグレイとシャイアン・パーカー・タイアスを獲得し、ハワード、パーカー・タイアス、グレイの3人がオールスターに選ばれました。第5シードで2018年以来のプレーオフに復帰しています。2024年はカナダとティナ・チャールズが加入して第8シードでしたが、1回戦で敗れました。2025年にカール・スメスコがヘッドコーチに就任し、ジョーンズとブリトニー・グライナーを加えて球団記録の30勝を挙げました。第3シードで臨んだプレーオフは、インディアナ・フィーバーに1回戦で敗れています。

ヘイズとの再会が示す、ドリームの本当の勝負どころ

かつてドリームの主力だったヘイズは、いまヴァルキリーズでプレーしています。2013年にファイナルを戦った顔ぶれが、今度は対戦相手側にいます。時間の流れを象徴する構図です。

Winsidrが挙げるカギは、外角の守備と3ポイントです。ドリームは今季、ヴァルキリーズ相手に外から決められませんでした。平均で1.1本の差があるプレーオフの3ポイント成功数は、そのまま2チームの差を映しています。ヴァルキリーズは控えの層が厚く、ボナーのシュート力とベンチの勢いが、先発の消耗を食い止める条件になります。

ドリームはかつての0勝9敗を、スメスコ体制で積み上げた30勝のチームとして塗り替えにいきます。13年の空白は重い数字ですが、3ポイントが入り始めた瞬間に、この流れは変わります。ドリームの初優勝は、外角が決まるかどうかにかかっています。

引用:https://winsidr.com/2026/10/the-atlanta-dreams-13-year-road-to-redemption/

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