エンジェル・リース

46万9000人から210万人へ、NBC放送が起こしたWNBAファイナルの転機

 

WNBAファイナルの第1戦は、平均210万人が視聴し、同シリーズ史上最多の開幕戦になりました。ゴールデンステート・ヴァルキリーズとアトランタ・ドリームの一戦はNBCとPeacockで放送され、NBCにとっては2002年8月31日以来のWNBAファイナル中継でもありました。数字の大きさだけでなく、どの時代と比べても跳ね上がった幅に、今回の視聴データの価値があります。

第1戦210万人、第2戦133万人の中身

Yahoo Sportsによると、第1戦の平均視聴者数は210万人で、前年の第1戦から11%増えました。この夜は土曜日で、カレッジフットボールの強力な裏番組がありました。それでも記録は更新されました。試合はゴールデンステートが68対64で勝ち、ギャビー・ウィリアムズが26点を挙げています。

第2戦はUSAネットワーク、CNBC、E!、Peacockの合計で平均133万人でした。ケーブル中継の第2戦としては最多で、前年から9%増えています。この試合ではエンジェル・リースが30点16リバウンドを記録し、ドリームが79対65で勝ってシリーズを1勝1敗にしました。

地域別の視聴率はNBCスポーツの発表で、サンフランシスコが4.49で最高でした。ニューオーリンズが3.04、リッチモンドが2.12、ハートフォード・ニューヘイブンが2.07、サンアントニオが2.06、アトランタが2.02と続きます。サンフランシスコの数字はアトランタの2.2倍で、ヴァルキリーズの本拠地ベイエリアの熱が全国平均を押し上げました。

2021年の4.5倍、2019年の8.8倍

過去の数字と並べると、今回の210万人の大きさが際立ちます。Sports Media Watchによると、2021年の第1戦はABCで46万9000人、2019年の第1戦はESPNで23万8000人でした。210万人は2021年の約4.5倍、2019年の約8.8倍にあたります。わずか7年で、ファイナル開幕戦の視聴者は1桁大きくなりました。

1997年の優勝決定戦はNBCで285万人を集めました。WNBAはその翌年からシリーズ制に移っており、単発の決定戦と第1戦を単純に比べることはできません。それでも、シリーズ制の第1戦が1997年の決定戦の74%まで迫ったことは、全国ネットの地上波に戻った効果を示しています。

一方で、放送の入口が変わった第2戦は、第1戦より77万人少ない133万人にとどまりました。減少率は37%です。NBC本体で放送された第1戦と、ケーブルとPeacockに分かれた第2戦の差が、そのまま数字に出ました。

スター不在のファイナルが示したもの

今回のファイナルにはフィーバー、エーシズ、リバティの姿がありません。Yahoo Sportsは、ケイトリン・クラークが最大級の牽引役である一方、リーグの視聴率の伸びはクラーク1人に頼っていないと書いています。クラークのフィーバーは早い段階でプレーオフを去りましたが、ファイナルは前年を上回りました。リースを軸にしたドリームと、ウィリアムズが引っ張るヴァルキリーズの組み合わせだけで、210万人を集めたことになります。

この結果は、放映権の価値を測る材料になります。看板チームが揃わなくても、土曜夜のNBCで前年比11%増を出せることが確認できました。NBCが24年ぶりにWNBAファイナルを放送した意味は、数字で裏付けられました。WNBAは、特定のスターに左右されない全国中継の主役級コンテンツへ、一段上がりました。

引用:https://sports.yahoo.com/articles/wnba-finals-reaches-early-record-011543099.html

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