WNBAが日本時間6月25日に公表したオールスター2026のファン投票・第2回中間結果で、インディアナ・フィーバーの2人が並んでリーグの頂点に立ちました。全体1位はアリーヤ・ボストン、そしてわずかな差で2位にケイトリン・クラークがつけ、同じチームの主軸2人がリーグ全体の人気を二分する構図になっています。実力者がひしめく中で、フィーバー人気の過熱ぶりを改めて数字が証明した形です。第一印象としては「ついにボストンがクラークを票で上回ったのか」という驚きが大きく、フィーバーというチームそのものが一つのムーブメントになっていることを痛感します。
ボストンが約68万票で首位、クラークとの差はわずか1万3千票
第2回中間発表によると、ボストンの獲得票は683,996票で堂々の全体1位。これを670,510票のクラークが追い、その差は約1万3千票という僅差でした。3位にはラスベガス・エーシズのエイジャ・ウィルソンが659,057票、4位にダラス・ウィングスのベッカーズが640,026票、5位にニューヨーク・リバティのブレアナ・ステュワートが566,161票で続いています。
- 1位 アリーヤ・ボストン(フィーバー)683,996票
- 2位 ケイトリン・クラーク(フィーバー)670,510票
- 3位 エイジャ・ウィルソン(エーシズ)659,057票
- 4位 ペイジ・ベッカーズ(ウィングス)640,026票
- 5位 ブレアナ・ステュワート(リバティ)566,161票
興味深いのは、得点ランキングでリーグ3位(1試合平均21.3得点)、アシスト2位(8.2)と数字でも際立つクラークを、得点16位(16.6得点)・リバウンド9位(8.6)のボストンが票数で上回っている点です。スタッツだけでは説明できない人気の伸びが、ボストンに起きていることが読み取れます。
「実力」で並ぶエイジャと、人気を分け合うフィーバーの2枚看板
WNBAのオールスター・スターターは、ファン投票が50%、現役選手の投票が25%、メディア投票が25%の比重で決まります。つまりファンの声が最も重く反映される仕組みで、今回の数字はそのまま「人気の現在地」を映しています。3位のエイジャは得点25.1・ブロック2.1でいずれもリーグトップを走る今季のMVP最有力候補ですが、それでもフィーバー勢の組織的な集票には一歩届いていません。実力評価と人気投票が必ずしも一致しないという、オールスター投票ならではの面白さが今年も色濃く出ています。
クラークはルーキーイヤーの2024年から圧倒的な集票力でリーグの投票記録を塗り替えてきましたが、ここにきて同僚のボストンが肩を並べ、追い抜いたことは大きな変化です。フィーバーが2人の主役を擁する「2枚看板」のチームへと成熟してきたことの証左とも言えるでしょう。
本番は7月25日シカゴ、最終発表までの逆転劇に注目
オールスターゲームは現地7月25日、シカゴのユナイテッドセンターで開催され、ABCで全米中継される予定です(現地午後8時30分開始)。今回はあくまで第2回の中間発表であり、最終結果が確定するまでにはまだ票が動く余地があります。1万3千票という僅差を考えれば、ボストンとクラークの「チーム内首位争い」は最終盤までもつれる可能性が高いと見ています。
個人的に注目したいのは、実力で群を抜くエイジャが終盤にどこまで巻き返すか、そしてベッカーズやステュワートを含めた上位5人の序列がどう変動するかです。ファン投票はSNSでの盛り上がりと連動しやすく、フィーバーの試合での活躍がそのまま票に跳ね返る展開も十分あり得ます。スターター発表まで、毎週の中間結果から目が離せません。
関連情報
オールスターのスターターおよびリザーブは、今後の投票・選考を経て正式発表される予定です。フィーバーは現在もシーズン中盤の重要な連戦が続いており、ボストンとクラークのコンビがコート上でどんなパフォーマンスを見せるかが、そのまま投票の行方にも影響しそうです。最新の投票状況はWNBA公式サイトでも確認できます。

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