ダラス・ウィングスの新人アジー・ファッドが、チームメイトでスーパースターのペイジ・ベッカーズを公開の場で軽快にイジり、ファンの間で話題になっています。土曜の練習後に行われたチーム内のハーフコート・シュート対決を制したファッドが、その勝者コメントでベッカーズへ放った“毒舌”が、なんとも微笑ましい一幕でした。2026年ドラフト全体1位の新人と、リーグを代表する若きエースの距離感が垣間見えるエピソードで、第一印象としては「このコンビ、相当うまくいっている」と感じさせる内容です。
ハーフコート対決を制した“その日”のファッド
土曜の練習後、ウィングスはチーム内でハーフコートからのシュート対決を実施しました。これを見事に制したのがファッドです。記者のメリッサ・トリーブワッサーに語った勝利の弁で、ファッドはまずチームメイトへの感謝を述べ、そのうえでお気に入りの相棒であるベッカーズに向けて「みんな最高、でもペイジは別」と切り出し、残りシーズンのハーフコートシュートを全部外せばいい、と笑いを誘いました(ClutchPoints)。
ルーキーイヤーのファッドは、ここまで着実に出場機会を増やしています。今季は17試合中11試合で先発し、1試合平均29.9分のプレータイムを得ています。得点面でも存在感を示し、平均13.2得点をマーク。新人ながらスコアラーとして、すでにチームの戦力にしっかり組み込まれつつあります。
全体1位指名をめぐる“あの議論”との距離
ファッドとベッカーズの関係は、今オフの大きな話題の一つでした。二人はカレッジ時代からの盟友であり、その親密さゆえに「全体1位指名は人間関係が影響したのではないか」という見方も一部にありました。これに対しベッカーズは、ファッドが1位指名に値する実力で勝ち取ったものだと一貫して擁護してきました。
さらに、リンクスの新人オリビア・マイルズが好スタートを切ったことで、「全体1位は本当にファッドで正しかったのか」という比較論が、今季も折に触れて蒸し返されてきました。そうした外野の議論をよそに、当の二人がジョークを言い合えるほどの信頼関係を見せている点こそ、今回の一件の最大の見どころといえます。
“イジれる関係”が示すダラスの伸びしろ
個人的に注目したいのは、この軽口が単なる仲の良さの証明にとどまらない点です。新人が全体1位という重圧の中で、エースを公の場でイジれるほどリラックスできているのは、チーム内に健全な空気が流れている何よりの証拠でしょう。先発11試合・平均13.2得点という数字は、ドラフト1位に求められる即戦力性を十分に満たしています。確立されたスコアラーであるベッカーズの隣で、ファッドがどこまでシューターとしての色を出せるか。マイルズとの“同期対決”という構図も加わり、ダラスの今後は一段と面白くなりそうです。二人の化学反応が深まれば、ウィングスの天井は確実に上がっていくはずです。
次戦・観戦情報
ファッドにとっての次なる舞台は、まさにそのマイルズ擁するリンクスとのホームゲームでした。試合はカレッジパーク・センターで行われ、注目の同期対決となりました。今後もウィングスの試合では、ベッカーズとファッドのコンビプレーに加えて、二人の“掛け合い”からも目が離せません。WNBAの試合は各種配信で楽しめますので、ダラスの新時代を象徴するこのデュオの動向を、ぜひチェックしてみてください。

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