リーブが通算379勝でWNBA監督最多勝タイ、殿堂入りの翌日に歴史的快挙──単独トップは今週末にも

 

WNBAの歴史に、また一つ大きな節目が刻まれようとしています。ミネソタ・リンクスを率いるシェリル・リーブが、現地6月28日のダラス・ウィングス戦に勝利し、レギュラーシーズン通算379勝に到達。WNBAの監督として歴代最多勝に並びました。前日には女子バスケットボール殿堂入りを果たしたばかりで、週末のわずか二日間で殿堂入りと最多勝タイという二つの偉業が重なったことになります。長くこのリーグを支えてきた指揮官が、いまなお記録の最前線に立っている事実に、あらためて凄みを感じます。

379勝目の一戦と、その中身

リーブが節目の白星を挙げたのは、敵地アーリントンでのダラス・ウィングス戦でした。リンクスは85-77で勝利し、これがリーグ最多に並ぶ通算379勝目。かつてマイク・シボーが築いたレギュラーシーズンの監督最多勝記録に、ついに肩を並べました。試合ではナターシャ・ハワードが21得点14リバウンドの活躍、オリビア・マイルズも21得点8アシストと攻守で貢献し、カイラ・マクブライドが3ポイント4本を含む17得点を加えています。この勝利でリンクスは今季15勝4敗、ロードでは9勝1敗と、リーグ屈指の安定感を見せています。敗れたウィングスでは、ベッカーズが10本中10本の好調なシュートで25得点をマーク。3試合連続の25得点は球団史上2番目に長い連続記録となりました。

年俸5000ドルから始まった軌跡

いまでこそリーグを代表する名将ですが、リーブの出発点は決して華やかなものではありませんでした。2001年、シャーロット・スティングのアシスタントコーチを年俸5000ドルで引き受けたところからキャリアが始まったといいます。デトロイト・ショックでの修業を経て、2010年にリンクスの指揮官に就任。そこからチームを黄金時代へと導き、4度のWNBA優勝を成し遂げました。2021年に開催された東京オリンピックではアメリカ代表を率いて金メダルを獲得し、指導者として国際舞台でも頂点に立っています。プレーオフを含めた通算勝利数ではすでに430勝で歴代単独トップに立っており、今回のレギュラーシーズン最多勝タイは、その実績の総決算とも言える到達点です。前夜の殿堂入り式典では「2001年から今日まで、私はWNBAのすべてを食べ、飲み、眠ってきました」と振り返っており、四半世紀にわたる献身がこの記録を支えてきたことがうかがえます。

単独トップへ──次の舞台は金曜のリバティ戦

注目は、リーブが歴代単独最多勝に踏み出す瞬間がいつ訪れるかです。次のチャンスは、敵地ニューヨークで行われるリバティ戦になりそうです。今季のリンクスはリーグでも抜けた成績を残しており、勢いを考えれば新記録更新の可能性は高いと見ています。リーグ創設から30年、選手の世代交代が進むなかで、一人の指揮官がこれほど長くトップを走り続けてきた意味は小さくありません。殿堂入りという過去の集大成と、最多勝という現在進行形の挑戦が同時に語られること自体が、リーブというコーチの稀有さを物語っています。記録が単なる数字ではなく、WNBAそのものの歩みと重なっている点に、この偉業の重みがあるように思います。

今後の試合・観戦のポイント

当面の最大の見どころは、リーブが歴代単独最多勝に挑む金曜のニューヨーク・リバティ戦です。リーグ最強クラスのリンクスが新たな歴史を刻むのか、そして強豪同士の一戦がどんな展開になるのか、ファンとしては見逃せない一戦になります。詳しい経緯は元記事もあわせてご覧ください。

引用:https://www.espn.com/wnba/story/_/id/49209630/lynx-coach-cheryl-reeve-ties-wnba-regular-season-wins-record

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です