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ブレイク中のニャラ・サバリーが膝を負傷し途中離脱──得点上位の主力3人が同時不在、新興テンポの初年度プレーオフに黄信号

 

7月8日(現地時間)に行われたゴールデンステート・ヴァルキリーズ戦で、トロント・テンポのニャラ・サバリーが膝を負傷し、そのままコートに戻ることなく途中離脱しました。チームは83-75で敗れて3連敗、直近5試合で4敗目です。今季ここまでキャリア最高のシーズンを送っていた25歳のビッグにとって、あまりにも痛いタイミングでのアクシデントと言わざるを得ません。すでにブリトニー・サイクスとキキ・ライスを欠くテンポは、これで得点ランキング上位の主力3人が同時に負傷者リストに並ぶ緊急事態となりました。

わずか7分での退場、止まってしまったブレイクシーズン

この日のサバリーの出場時間はわずか7分でした。米メディアのハイポストフープスは「この試合最大のストーリーは、サバリーが膝の負傷で離脱し戻ってこなかったことだ」と伝えています。今季のサバリーは平均11.9得点、5.2リバウンド、1.9アシストに加え、スティールとブロックの合計が平均2.1という万能ぶりを発揮していました。フィールドゴール成功率54.5%という高効率に加え、3ポイントも33%と外のシュートまで開花させており、まさにブレイクの真っただ中だったのです。

大学時代から膝の大けがに苦しんできたサバリーが、ようやくつかみかけていた飛躍のシーズンです。現時点で離脱期間は発表されておらず、軽症であることを祈るばかりですが、患部が膝という点はどうしても不安をかき立てます。

サイクス、ライスに続く3人目──止まらない負傷の連鎖

テンポの負傷禍はサバリーだけではありません。チーム得点2位のサイクスと、ルーキーガードのライスはいずれも復帰時期未定のまま欠場が続いています。そこにサバリーが加わったことで、チーム内得点の2位・3位・5位が全員不在という異常な状況になりました。今季のWNBAはリーグ全体でも負傷者数が2年連続で増加しており、7月上旬には主力の負傷が各地で相次いでいます。その中でも、ロスターの層が薄い新興球団のテンポにとって主力3人の同時離脱は、他のどのチームよりも重くのしかかります。

今季からリーグに加わったテンポは、6月にマリナ・マブリーがリーグ記録に並ぶ1試合53得点を叩き出すなど、攻撃力を看板に戦ってきたチームです。実際、オフェンシブレーティングはリーグ5位である一方、ディフェンシブレーティングはワースト3位。「守り勝つ」のではなく「打ち勝つ」スタイルだからこそ、得点源を3人同時に失うダメージは計り知れません。

マブリーへの集中マークは激化必至、初年度プレーオフの行方は

サイクスとライスの離脱以降、相手チームの守備プランは「マブリーを止めればテンポは止まる」の一点に絞られてきました。そこで効いていたのが、サバリーの質の高いスクリーンです。マブリーをマークから引き剥がし、フリーの形を作り出す潤滑油の役割まで失ったいま、テンポのオフェンスはマブリーの個人技頼みという苦しい構図がさらに極端になるでしょう。シーズン折り返し地点でプレーオフ圏まで1.5ゲーム差という位置につけているだけに、ここからの数週間は初年度プレーオフの夢が生きるか消えるかの分水嶺になると見ています。

逆に言えば、この危機はベンチメンバーにとって最大のチャンスでもあります。マブリー依存の打開策を誰かが示せれば、負傷者が戻ってきたときのテンポは一段と厚みのあるチームになっているはずです。

今後の注目ポイント

まずはサバリーの検査結果と離脱期間の公式発表が最大の注目点です。また、テンポからはマブリーが球団史上初のオールスターに選出されており、負傷禍のチームを一人で牽引するエースの奮闘からも目が離せません。苦境の新興球団がどう踏みとどまるのか、今後の試合をチェックしていきましょう。

引用:https://highposthoops.com/tempo-season-could-be-headed-for-a-downward-spiral-following-nyara-saballys-injury

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