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「リーグ史上4人目の快挙」ジョンケル・ジョーンズがオールスターMVP、亡き叔母への想いを胸に“MVP3冠”を達成

 

2026年のWNBAオールスターゲームは、7月25日にシカゴのユナイテッド・センターで行われ、チーム・スプーンがチーム・クープを129対122で下しました。その主役になったのが、ニューヨーク・リバティのジョンケル・ジョーンズです。控えからの出場ながら22得点13リバウンド8アシストという圧巻の数字を残し、この日のMVPに選ばれました。ひと晩の活躍という言葉だけでは足りません。リーグの歴史に名を刻む一戦であり、しかも彼女が抱えていた事情を知ると、この受賞の重みはいっそう深く伝わってきます。

出場13分でダブルダブル、控えから示した支配力

ジョーンズのこの日のパフォーマンスは、数字がそのまま雄弁に物語っています。コートに立ってからわずか13分でダブルダブルに到達し、最終的に22得点13リバウンド8アシスト。あと2アシストあればトリプルダブルという水準でした。チーム・スプーンの先発にはケイトリン・クラークやエイジャ・ウィルソンが名を連ねていましたが、勝負どころで最も強い存在感を放ったのは、ベンチスタートのジョーンズだったのです。リバティの歴史のなかで、オールスターゲームMVPを勝ち取ったのは彼女が初めてでした。

敗れたチーム・クープでは、インディアナ・フィーバーのケルシー・ミッチェルがゲーム最多の28得点、トロント・テンポのマリーナ・メイブリーも23得点と奮闘しました。それでも勝者から選ばれるMVPは、ジョーンズの手に渡りました。今季のリバティでの彼女は平均14.8得点9.2リバウンド2.5アシスト1.1ブロックと堅実な数字を積み上げており、この日の爆発はその延長線上にある必然だったとも言えます。

レズリー、ムーア、パーカーに並ぶ“MVP3冠”

今回の受賞がとりわけ特別なのは、ジョーンズがWNBA史上4人目となる「3種類のMVPすべて」の獲得者になったからです。彼女は2021年にレギュラーシーズンMVP、2024年にはファイナルMVPを手にしており、そこに今回のオールスターMVPが加わりました。この3冠を成し遂げたのは、過去にリサ・レズリー、マヤ・ムーア、キャンディス・パーカーというレジェンドたった3人だけ。さらにジョーンズは、この3つにコミッショナーズカップMVPまで加えた、リーグ史上唯一の存在でもあります。

その裏には、胸を打つ事情がありました。USA TODAYによると、ジョーンズは最近叔母を亡くしており、家族の理解を得たうえで、追悼式ではなくオールスターに出場する道を選んだといいます。「ただ毎日コートに立ち、チームメイトを信じるだけ」とESPNに語った短い言葉の奥には、こうした重い決断がありました。2024年にリバティへ球団初の優勝をもたらした立役者が、私的な悲しみを抱えながらコートで最高の輝きを放つ。このコントラストこそが、今回のMVPを忘れがたいものにしています。

殿堂級の実績、そして後半戦への号砲となるか

3種類のMVPをすべて手にしたという事実は、将来の殿堂入りを語るうえで、これ以上ないほど強力な材料になります。ニューヨーク移籍後はケガと向き合う時期もありましたが、ベテランとなった今もなお、最も大きな舞台で違いを生み出せることを、彼女は改めて証明してみせました。近年のリーグを牽引してきた強豪リバティにとって、これほど心強いことはありません。

独自の視点で見れば、注目したいのはインサイドでの安定感です。ジョーンズが二桁得点・二桁リバウンドを継続して供給できるかどうかは、リバティが今季の優勝争いにどこまで食い込めるかを大きく左右します。オールスターでの復調は、後半戦へ向けた何よりも明るい兆しと言えるでしょう。

関連情報:リーグ30周年の後半戦へ

オールスターブレイクが明ければ、いよいよレギュラーシーズンの後半戦が再開します。リーグ30周年という節目のシーズンで、ジョーンズとリバティがどこまで勝ち上がっていくのか。今回のMVPが一夜限りの輝きで終わるのか、それとも優勝への号砲になるのか。後半戦のインサイドの攻防から、目が離せません。

引用:https://www.usatoday.com/story/sports/wnba/2026/07/25/jonquel-jones-wnba-all-star-mvp-2026/91046624007/

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