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11勝19敗12位のマーキュリーがプラムを獲りにいった──スパークスが受け取った2027年1巡目とアコア・マカニ、期限直前に動いた最大級の一撃

 

日本時間8月2日、WNBAのトレード期限を目前にして、スパークスがケルシー・プラムをマーキュリーへ放出したと複数の米メディアが報じました。7月末から「放出濃厚」と伝えられ続けてきた話が、期限ぎりぎりで現実になった形です。ただ、行き先がマーキュリーだったことに驚いたファンは多いはずです。噂の中心にいたのはヴァルキリーズ、リバティ、ドリームで、マーキュリー自身は11勝19敗でリーグ12位に沈んでいたからです。買い手とは言いにくい位置にいるチームが、このデッドラインで最も高い買い物をしました。

平均23.9得点6.4アシスト、それでも出場はわずか12試合

今季のプラムは平均23.9得点6.4アシストと、いずれもキャリアハイの数字を残しています。ただし出場は12試合止まりでした。5月末に足首を痛めて3試合を欠場し、復帰から6試合で今度は下腿を負傷。6月21日を最後にコートから遠ざかり、練習に復帰したのは7月30日です。つまりマーキュリーは、1カ月以上も実戦から離れていた31歳に対して、それでも大きな対価を払ったことになります。

スパークスが受け取ったのはモニーク・アコア・マカニ、2027年の1巡目指名権、2028年の2巡目指名権です。アコア・マカニは25歳の2年目ガードで、今季は平均9.7得点、3ポイント成功率43.6%。来季まで契約が残っており、その後は制限付きフリーエージェントに相当する立場になります。当座の戦力と将来の指名権を同時に確保した、いかにも再建モードらしい中身です。

「1年99万9999ドル」が最初から示していた結末

振り返れば、伏線は昨オフからありました。プラムはスパークス残留にあたって1年99万9999ドルという契約を結んでいます。複数年ではなく1年を選んだこと自体が、双方の距離感を物語っていました。The Athleticは7月末の時点で、プラムにスパークスと再契約する意思がないと報じています。

チーム状況も背中を押しました。スパークスはオールスターブレイク前の時点で10勝16敗、しかも5連敗中。さらに7月12日にはゼネラルマネージャーのレイガン・ペブリーを解任し、アシスタント2人が職務を引き継ぐという異例の体制になっていました。7月下旬の段階では本格的なトレード交渉に入っていなかったとも伝えられており、フロントの空白期間が判断を遅らせた可能性は小さくないと見ています。

マーキュリーは今季ではなく来季を買ったのではないか

マーキュリーにはカリア・コッパー、アリッサ・トーマス、ディワナ・ボナーというベテランが揃っています。それでも11勝19敗。ここに平均23.9得点が上乗せされれば計算は変わりますが、最大の変数は健康状態です。練習に戻ったばかりの選手が、残りシーズンでどれだけ稼働できるのか。もし万全でなければ、1巡目指名権を払って数試合を戦っただけ、という結末もあり得ます。

ただ、視点を来季に移すと評価は変わります。プラムは今季限りで契約が切れるガードであり、マーキュリーは移籍先として先に手を挙げた立場になりました。今季の順位を動かすためというより、来季の交渉テーブルに先に座る権利を買った、と解釈するほうが自然かもしれません。2026年もオールスターに選出され(負傷のため出場は叶いませんでした)、それ以前は4年連続でオールスターに名を連ねた実績があります。2026年より前の5シーズンは平均18.4得点4.7アシスト。仮にその水準に戻るだけでも、勝負どころのピースとしては十分でしょう。

次に見るべきはデビュー戦とラインナップ

注目すべきは、プラムがマーキュリーのユニフォームでいつコートに立つのか、そしてコッパーやトーマスとの併用がどう機能するのかという点です。残り試合数を考えれば、実験に使える時間はほとんどありません。トレード期限が閉じたあとのマーキュリーがどんな戦い方を選ぶのか、そして主力を放出したスパークスがここからさらに動くのか。期限が締まるまでは、まだ何が起きてもおかしくない状況が続きます。

引用:https://sports.yahoo.com/wnba/breaking-news/article/kelsey-plum-reportedly-traded-to-mercury-as-sparks-decide-to-tear-it-down-061653497.html

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