ハリバートン

16か月ぶりの復帰戦は敵地ニューオーリンズです──ハリバートンが日程に本音、「今日が開幕でも準備はできています」

 

2025年のファイナル第7戦でアキレス腱を断裂して以来、コートから遠ざかっていたタイレス・ハリバートンが、はっきりと復帰を宣言しました。「今日が開幕でも準備はできています」という言葉は、昨季を19勝63敗で終えたインディアナ・ペイサーズにとって、この夏いちばんの朗報でしょう。ただ本人の口からは、同時にリーグの日程編成に対する率直な不満も飛び出しました。復帰の喜びと、扱われ方への違和感が同居している、そんな夏になっています。

「ピックアップを普通にやっています」という手応え

ハリバートンが自身の状態について語ったのは、8月24日にビクトリー・フィールドで行われたペイサーズ財団のチャリティー・ソフトボール大会の取材対応の場でした。イベントはコルツのクォーターバック、ダニエル・ジョーンズとの共同キャプテンという形で開かれ、その合間に本人が近況を明かしています。

内容は具体的です。5対5のピックアップゲームを定期的にこなしており、最近はダンクも決めていること、しかも20歳のとき以来やっていなかった股抜きダンクまで含まれていたことを本人が認めています。アキレス腱断裂という、バスケットボール選手にとって最も回復の難しい部類の負傷から戻る過程で、爆発的な垂直方向の動きが戻っているという事実は、リハビリが最終段階にあることを示す強い材料です。

負傷は2025年のNBAファイナル第7戦で発生しました。2026-27シーズンが10月に開幕する時点で、実戦から離れた期間はおよそ16か月に達します。

19勝63敗という球団史上最悪の1年が意味したもの

ハリバートン不在の代償は、数字を見れば残酷なまでにはっきりしています。2024-25シーズンに優勝まであと1勝と迫ったチームが、翌シーズンは19勝63敗で終わりました。エースの全休に加えて、アーロン・ネスミスやオビ・トッピンら複数の主力も負傷で長期離脱しており、複合的な要因が重なった1年でした。

この落差は、ハリバートンというプレーメイカーがペイサーズの攻撃においていかに構造そのものだったかを物語ります。速い展開から絶えず良いショットを生み出す仕組みは、代役を立てて再現できる種類のものではありませんでした。ESPNの専門家陣が発表した2026-27シーズンの東順位予想でも、ペイサーズは44勝38敗の9位に置かれています。19勝からの25勝上積みという見立ては、そのままハリバートン1人の価値と読み替えることもできそうです。

開幕戦がニューオーリンズ、全国中継は11試合

一方で本人が不満を隠さなかったのが、日程です。ペイサーズの開幕戦はニューオーリンズでの敵地戦で、ハリバートンの復帰の舞台はインディアナではなくスムージー・キング・センターになります。ポッドキャストで本人は「日程を見て驚いた」という趣旨の言葉を残し、16か月ぶりに戻る選手の復帰戦が全国中継でないことにも疑問を呈しました。今季のペイサーズの全国中継はわずか11試合です。

この感情は理解できます。ただ、リーグ側の立場に立てば、19勝のチームに枠を厚く割く判断は難しかったはずです。日程が組まれた時点で、ハリバートンが開幕から出られる保証はどこにもありませんでした。皮肉なことに、この「軽視された日程」こそが今季のペイサーズにとって最良の燃料になる可能性があります。全国中継が少ないチームが勝ち進むほど、その物語は強度を増していくからです。

今後の見どころ

2026-27シーズンは10月に開幕し、ペイサーズはニューオーリンズ・ペリカンズとの敵地戦から始まります。注目したいのは、復帰直後の出場時間制限がどう設定されるか、そしてバックトゥバックの扱いです。アキレス腱からの復帰は1年目より2年目のほうが数字が戻るケースが多く、シーズン序盤の内容だけで結論を出すのは早計でしょう。まずは開幕戦、あの独特のパスがどれだけ戻っているかを確かめたいところです。

引用:https://sports.yahoo.com/articles/shocked-tyrese-haliburton-salty-over-170021910.html

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