8月12日、レイカーズの経営権がマーク・ウォルターからボブ・アイガーとジョシュ・クシュナーの新グループへ、12億5000万ドルという史上最高評価額で売却されることが発表されました。しかしこの巨大な取引の陰で、もう一つの争奪戦があったことが明らかになっています。2010年のチャンピオンメンバーであるメタ・ワールド・ピースが、自身のリンクトインへの投稿で、ウォルターへの1%出資を試みていた経緯を公表したのです。名選手が経営者への転身を本気で模索していたという事実そのものに、まず驚かされました。
「わずか15分で見抜いた」100億ドル評価への1億ドル
ワールド・ピースの投稿によれば、動きは2025年6月にウォルターがバス家からチームの経営権取得に合意した翌日から始まりました。当時の評価額は100億ドル、その1%にあたる1億ドルを投じて出資枠を確保しようとしたといいます。本人はこの機会を読み解くのに最初の15分で十分だったと振り返り、将来チームが再び売りに出された際に買い手の一人になれるポジションを狙ったと説明しています。ただし交渉はステルスのまま進める必要があったとも明かしました。少数派の投資家は他の新規参入者と同じ与信や債務構造を利用しにくい場合が多く、特定の政府系ファンドとも条件面で折り合わなかったためです。
1979年のバス家から12億5000万ドルへ、45年で膨らんだ評価額
レイカーズの経営権は1979年にジェリー・バス氏が買収して以来、長くバス家が握ってきました。ウォルターとトッド・ボーリーは2021年に55億ドル評価で27%を取得し、2025年6月にはバス家から経営権そのものを100億ドル評価で引き継いでいます。そして今回、わずか1年ほどでアイガー・クシュナー連合への125億ドル評価の売却が発表されました。単純計算でも4分の1近い含み益がウォルター側に生じたことになります。バス家は新体制でも一定の関与を続ける見通しで、ジーニー・バス氏の役割継続も焦点の一つです。ワールド・ピースが評価額の跳躍を横目に見ながら出資機会を探っていた構図が、この数字の推移からも読み取れます。近年はボストン・セルティックスやポートランド・トレイルブレイザーズの経営権移行も、まず売買合意が先行し、資金の裏付けは後から積み上げる形が主流になっており、レイカーズの今回の案件もその典型例といえます。
買収劇はまだ終わっていない、次のチャンスはあるか
今回のアイガー・クシュナー連合による買収も、正式にはまだ合意段階にすぎません。NBAの承認手続きには数か月を要する見通しで、資金面では機関投資家やプライベートエクイティ資金を持分の最大30%まで組み込める規定があるため、投資グループの最終的な顔ぶれはこれから固まっていきます。ワールド・ピース自身も投稿の中で、チャンスがあればレイカーズの3分の1の持分に入札したいと意欲を示しており、望みを絶ったわけではなさそうです。テック系富豪がスポーツ球団への出資を強めている流れの中で、かつてのチャンピオンが経営の世界でも次の一手を狙い続けている点は、今後のオーナーシップ構成を追ううえで見逃せない伏線になります。
開幕前最大の経営ニュースを追いかけて
レイカーズは10月下旬に開幕する2026-27シーズンを、アイガー・クシュナー連合への経営権移行手続きの真っ只中で迎えます。NBA理事会での承認プロセスや、今後発表される出資グループの顔ぶれにも引き続き注目です。開幕前のフロントオフィス関連の動きとして、ファンにとっても見逃せない話題になりそうです。
引用:https://sports.yahoo.com/articles/lakers-news-metta-world-peace-023542823.html

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