2026-27シーズンの開幕戦で、76ersが敵地マディソン・スクエア・ガーデンで連覇を狙うニックスを106-100で下しました。ニックスは試合前に優勝リングの授与と優勝バナーの掲揚を行い、会場は祝祭の空気に包まれていました。その舞台でレブロンは76ersの一員として初めてコートに立ち、14得点9リバウンド7アシストを記録してチームの開幕白星に絡みました。
第3Qの18失点がすべてを決めた
前半を終えた時点で、76ersは4点のビハインドを背負っていました。流れが変わったのは第3Qです。76ersはこのクォーターのフィールドゴール27本中12本をすべてアシストから生み、ニックスを18得点、フィールドゴール21本中5本成功に封じ込めました。14-2のランでリードを奪うと、ジェイレン・ブラウンがブザービーターの3ポイントを沈め、7点リードで最終Qに入りました。
得点面ではタイリース・マキシーが28得点を挙げ、フィールドゴールは19本中9本成功、5アシスト3ブロック3スティールも記録しました。ブラウンは76ersでの初戦で19得点8リバウンド6アシストをマークしました。ジョエル・エンビードは13得点にとどまり、フィールドゴールは15本中4本成功でしたが、3ブロック2スティールを記録し、ニックスのフィールドゴール成功率を37.2%に抑えました。
エンビードが提案したレブロンのタウンズ番
守備の仕掛けはロッカールームの発言に表れています。ESPNによると、エンビードは76ersがレブロンをカール=アンソニー・タウンズにマッチアップさせることを提案し、これがニューヨークのピック・アンド・ポップを封じる要因になりました。タウンズは19得点12リバウンドを記録しましたが、最終Qには抑え込まれました。ジェイレン・ブランソンは21得点でした。
ニックスのマイク・ブラウンHCは、後半だけで速攻から17失点し、ターンオーバーから22失点したと振り返りました。先発陣は第3Qまでで合計5アシスト、フィールドゴール成功率35%に沈んでいます。ブランソンは「山から転げ落ちる経験は僕たちにとって良いことだと思う」と語りました。リング授与の夜の黒星を、チームを引き締める材料として受け止めています。
数字の面でも、この勝利は内容を伴っています。ニックスのフィールドゴール成功率37.2%は、エンビードとマキシーを中心とした守備が最後まで集中力を保った証拠です。マキシーは28得点に加えて3ブロック3スティールを記録し、攻守の両面で試合に関わりました。得点を取るだけの選手では、ここまで多くの項目に名前は並びません。
ニックス側の事情も見逃せません。連覇を狙うチームはリング授与の儀式を終えた直後で、ブラウンHCが指摘した速攻17失点とターンオーバー22失点は、集中の切り替えが遅れた表れです。相手の祝祭の夜に、淡々と守備の強度を上げ続けた76ersのほうが一枚上でした。
新チームの伸びしろは守備とボール共有にある
試合後、レブロンは「僕たちはまだお互いに慣れていない最中だ」と語りました。エンビードは「あの第3Qは、僕たちがこれから何になれるかの見通しを与えてくれる」と述べ、ブラウンも「僕たちはまだ、なれる姿のごく初期段階にいる」と語っています。三人とも手応えと伸びしろの両方を口にしました。
開幕戦のデータは、この76ersの強みが得点力よりも組織で崩す力にあることを示しています。第3Qのフィールドゴール12本すべてがアシストから生まれ、守備ではニックスを5/21に追い込みました。マキシーが28得点で攻めを引っ張り、レブロンが9リバウンド7アシストで潰れ役とつなぎ役を兼ねる形は、シーズンを通して機能する設計です。ニックスの連覇を阻む最有力候補として、76ersは開幕の一夜で名乗りを上げました。

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