2026年の新人王に全会一致で選ばれたオリビア・マイルズが、「対戦して最も厄介な選手」としてケイトリン・クラークの名前を挙げました。Yahoo Sportsに転載されたFor The Winの記事によると、マイルズはクラークのシュートとプレーメイクを理由に挙げ、「相手にすると厄介ですよね」と語りました。新人王を獲った本人が口にした評価だけに、軽く流せない一言です。
マイルズが語ったクラーク評
マイルズは「もちろんケイトリンのシュートとプレーメイクの能力です」と述べたうえで、「右手でダウンヒルに攻めながら味方を生かすのがとにかくうまい」と語りました。トランジションでも「デッドリー」で、ディフェンスは常に体を寄せ続けなければならないとも話しました。同じ記事の中で、マイルズはダラス・ウィングスのペイジ・ベッカーズについて、ショートコーナーでのポストアップと味方を生かす力を称えています。
クラークの数字は、この評価を裏付けています。StatMuseによると、2026年シーズンは40試合で平均22.3点、4.0リバウンド、8.3アシストを記録しました。通算93試合では平均20.2点、8.4アシストです。3ポイントは1試合平均7.9本を打って2.9本を沈め、成功率は36.1%でした。守る側は、深い位置から放たれるシュートとパスの両方を同時に警戒させられます。マイルズの言う「厄介さ」の正体はここにあります。
新人王同士の比較で見える違い
マイルズ自身の2026年も傑出していました。WNBA公式によると、ミネソタ・リンクスで40試合すべてに先発し、平均19.8点、4.7リバウンド、6.0アシストを記録しています。フィールドゴール成功率は49.2%、3ポイントは38.8%、フリースローは87.0%です。新人最多の790得点で、クラークが2024年に残した769点を上回りました。20点以上を挙げた試合も22回で、新人記録を更新しています。リンクスは33勝11敗でプレーオフの第1シードを獲得しました。
クラークはオールスターに入団から3年連続で選ばれ、オールWNBAファーストチームには2024年と2026年に入りました。得点はマイルズが新人記録を塗り替え、アシストはクラークが平均8.3本でマイルズの6.0本を上回ります。マイルズは自分で点を取ってチームを勝たせるタイプで、クラークは得点と組み立てを両立させるタイプです。そのマイルズがクラークを「厄介」と呼んだことは、組み立ての役割を担いながら得点も稼ぐクラークの負荷の高さを、同じポジションの当事者が認めたことを意味します。
支持の厚さも際立っています。マイルズは全74票を獲得して新人王に輝き、新人月間賞を4回すべて受賞し、オールスターには先発で出場しました。クラークは2024年に新人王を獲得しており、二人は同じ賞を別の年に手にしたことになります。クラークの2026年は891得点、158リバウンド、333アシストで、フリースロー成功率は85.2%です。1試合平均のターンオーバーは4.6で、ボールを持つ時間が長いぶん、守備側に仕掛けられる回数も多くなります。マイルズが「厄介」と感じたのは、この仕掛けの量と質です。
この発言が示すリーグの勢力図
ガードの世代交代は、すでに始まっています。クラークは3年目で平均22.3点に到達し、マイルズは1年目で新人の得点記録を書き換えました。ベッカーズを含めた3人が、WNBAのバックコートの中心に立っています。マイルズの発言は、新人王に輝いた選手でさえ、クラークを基準に自分の守り方を考えていることを示しています。ガードの主役争いは、次のシーズンもこの二人を軸に回ります。
引用:https://sports.yahoo.com/articles/olivia-miles-admits-why-caitlin-213846243.html

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