ポルジンギス

「理想の水準に届いていない」——ポルジンギスが踏み切ったNBAからの一時離脱、その重み

 

ウォーリアーズのクリスタプス・ポルジンギスが、健康を優先してNBAから離れる意向を明らかにしました。ESPNによると、ポルジンギスは現地11月6日にSNSへ投稿し、「ゴールデンステート・ウォーリアーズに最大限の敬意を示し、筋の通る解決策をチームと見つけたい」と記しました。引退の表明ではなく、あくまでバスケットボールから一時的に距離を置く決断です。

投稿に込められた言葉と、離脱までの経緯

ポルジンギスは同じ投稿で「状態は良いです。ただ、何が必要かは分かっていて、自分に求める水準でプレーできる場所にはいません」と語りました。ESPNによると、トレーニングキャンプに向けて負荷を上げようとしても、体が反応しませんでした。

時系列も明らかになっています。初練習の2日前、ポルジンギスはマイク・ダンリービーGMに、チームへ合流しないことを伝えました。ウォーリアーズは2週間の欠席を認め、10月上旬に本人と面談しています。その面談の後、ポルジンギスは再びチームを離れ、のちにNBAから退く決断を固めました。今季、ポルジンギスはウォーリアーズの試合に1度も出場していません。

契約の行方と、チームが握る選択肢

今回の離脱で特に注目されるのは、金銭面の扱いです。給与の支払い停止に対して、ポルジンギス本人も選手会も争わない姿勢を取っています。選手と球団が対立ではなく協議の形を保っていることは、ポルジンギスが投稿で「解決策をチームと見つけたい」と記した言葉とも一致します。

ポルジンギスは6月下旬に、2年総額4000万ドルの延長契約にサインしていました。今季の年俸は2000万ドルですが、ESPNによると、ウォーリアーズはこの給与の支払いを止めています。ポルジンギスも選手会も、この措置に異議を唱えていません。来季の保証額は300万ドルのみです。

チームの対応もESPNが伝えています。チーム関係者の話として、ウォーリアーズは契約を無効にする計画を持っておらず、トレードの可能性を探り続けています。球団関係者とリーグ関係者によると、2月のトレード期限までに、ポルジンギスの年俸を取引の材料として使うことは可能です。

11年のキャリアと健康問題、ウォーリアーズの現在地

6月に結んだ2年4000万ドルの延長は、ウォーリアーズがポルジンギスの能力に期待した証拠でした。ところが来季の保証額は300万ドルだけで、球団が来季に負う金銭的なリスクは限られています。今季の給与の支払いも止めているため、離脱が長引いても球団の負担は抑えられます。

ESPNによると、ポルジンギスは2シーズン前にボストンでウイルス性の病気にかかって以来、健康問題に悩まされ続けてきました。11年のキャリアでは、脚のケガも複数回経験しています。218センチの長身でリムプロテクションと外角を両立する希少な選手が、万全で戦える時間を確保できていないことが、今回の決断の背景です。

ウォーリアーズは現在6勝3敗で、6連勝中です。ポルジンギス抜きで白星を重ねている事実は、離脱の影響を最小限に抑えています。ただ、センターの層をどう整えるかは、2月のトレード期限へ向けた最大の課題です。ポルジンギスの契約は、ウォーリアーズが補強に動くための大きな資産になります。復帰の時期が定まらない以上、球団は本人の回復を待ちつつ、トレード市場でも動く二段構えで進みます。

引用:https://www.espn.com/nba/story/_/id/50402041/warriors-kristaps-porzingis-step-away-prioritize-health

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